出来ることなら笑顔の可愛いトボケたおばあちゃんになりたい

@utakatanahibi

第1話 きっと些細なきっかけ

自分でも何故この職業につこうと思ったのかわからない。

たまたま仲良しの友人2人(しかも素晴らしく性格の良い友人たち)が介護の関係の仕事についていた。

世の中的にはこの業界はマイナスの感情で見られることが多い。

"3K"="きつい、汚い、給料安い"

と、友人たちも言っていた。

でも、私の中での彼女達は人間的に素晴らしく、仕事を探しの中で一切選択肢に入らなかった理由として、彼女達のように私は優しく親切で丁寧な性格ではないというのがあった。


じっくり思い返してみると、仕事を探していた私に

「お姉ちゃん、おばあちゃんとかと話すの好きじゃん」

という妹がかけた何気ない言葉がきっかけだったかもしれない。

何故だ。何故そこで門外漢な介護の仕事に踏み出そうと思ったのだ私。

と、今の私ならツッコミを入れたい。激しく入れたい。

介護の仕事はとても誇らしく人生の貴重な宝物になったのだが、些細すぎる(そして多分無責任な)言葉で踏み出した自分に多少後悔はしている。


何はともあれ、停滞していた私は動き出した。

まるで神様の手で押し出されたように流れにのり、最初はおずおずと友人に助言を求め、介護の資格をとるために勉強を始めた。

仕事先もすぐ見つかった。何せ人材不足なので無資格でも資格取得予定なら雇ってくれるのだ。


そんなこんなで5年ほどたち、介護福祉士という国家資格(の中で一番簡単と言われる)をとった。

これはその5年ほどの中でおきた物語を少しぼやかしながら記すものにしようと思う。世の中のコラムみたいに面白くかければいいのだが、それは中々難しそうだが努力してみようと思う。

そして何故これを書こうと思ったかにも通じるのだが、出来れば暗い話しではなく明るい話しを書きたい。

ボケても(ボケるという言葉はあまり好きではないし認知症という言葉は固い)楽しくて笑ってしまって素敵なお年寄りやエピソードはたくさんある。

老いは終わりが見えず本人も家族も苦しい部分もあるが、それも人生だよね、と生きて行くしかない場合もあるし、出来れば介護の世界を見て見ぬ振りしてきた人たちにも読んでもらえたら嬉しい。

かくゆう私も、介護の世界は見て見ぬ振りをしてきたのだ。


注:あまりこういう文章を書かないので文章の書き方がなっていません。ごめんなさい。

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