悠久の詩篇


その欲望が常につまらない結果を招き

人間なんて人生なんて そんなものと

いつでも深い諦観の底へと私をとす



そうじゃない

もしも命の光がどこかに届くなら

あなたの紡ぐ言葉は 悠久の詩篇になる



誰かと誰かの想い束ね

心ひとつになる時



ああ 生まれてきた意味を今識

蒼い孤独もう絡め取られず

薔薇より深き魂の色彩いろ



多分あなたが導いてくれたんだね




もうそこでしか尽く生きられない気がして

憧憬あこがれなんて未来なんて こんなものと

いつしか凍え 心無い人たちしかいない世界で



馬鹿じゃない

そう悟すような声が聴こえたとしても

あなたの信じる夢は 悠久の詩篇になる



誰かと誰かの未来あした宿し

世界ひとつになる時



ああ生まれてきた意味を今識

遥かな遠景が呼ぶ あの懐かしき日々

幼い頃に見つめてた空



多分あなたがしらせてくれたんだね

もう一度 心躍る いま この瞬間とき




そうなんだね

もしも命の光がどこかに届くなら

あなたの紡ぐ言葉は 悠久の詩篇になる



誰かと誰かの想い束ね

心ひとつになる時



ああ 生まれてきた意味を今識

蒼い孤独もう絡め取られず

薔薇より深き魂の色彩いろ



もしも あなたが神様なのなら



どうかしてる

あの新しく生まれ変わる太陽に

ぴたりと重なる 月のかげ



私自身の姿の刻印しるし

そう確かに世界に刻んだ気がして




luca minamoto@Copyright_2017【占星音楽01・詞先~2017/8/22皆既日食に寄せて】

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る