Vermillion-それは加速する命のためのスウィング・バイ


まるで子供のように 無邪気で素直な


強い火球ながれぼしの輝きみたいな 


いつわらない その残酷さ





たった今通過した月は、

 

もう次の星座ほし





それでも いつかまた


めぐり来る時があると


青いプラネタリウム見上げて


ただ祈るように信じ続けてる





すぎゆく一瞬一瞬が


確かなアスを紡いでゆく



そこにいたわたし


そして、そこにいたあなた





過去から未来へと


それはまるで


新しいレールを繋いで


つづいてく無限軌道のよう





あなたはそのどの星にいましたか?


わたしはどの星であなたに出逢ったのでしょう?




まだ何も はじまってない


――本当はそうなんでしょう?





だから、


もう一度だけ 信じさせて





この血潮のあかに流れるもの


それはきっと


あなたと同じものだと





生きたいとねがう そのすべてが


なにかを欲しいと感じる


そのなにもかもが


悪いことであるはずない





世界はきっと平等に


わたしたちに


与えられてるものだと





あなたはわたしの――


大切なひとだと




あてどない旅の途中でも


ずっと そう信じてるから――、





たとえ過ぎゆく


幻影まぼろしの存在でも





それは加速する


いのちのためのスゥイング・バイ







luca minamoto@Copyright_2013【ポエトリー】



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る