さよならの消印


この悲しみを癒したいなら

何も云わず何も思わず 過去きのうに還ればいい



あなたは針のような言葉で

現実ルーティンワークにこだわるのね



どこにいたってヒトリ戸惑うだけの

愛も知らず友もつくらず うずのような孤独の中



明日がどこへ向かうのかも分からない

薄闇の時代を漕ぐの



もういいと投げ出した願い

二度と取り戻せない絆が泣いてる



後悔できない決して

私というたった一人の生き方

描いてみせるわ この想いだけのせて



忘れることなどできない

ただあなたが そこにいたことの真実



それでも時は往くの

何もかもを巻き込み飲み下しながら

そっと さよならの消印



憶えているよ いつか飛ばした風船

幼い頃の記憶はじて 自分らしさ探すけど



ここがどこかも 感じ取れずに見失う

白い翼の天使



ありがとう ただそれだけなのに

もっと言い尽くせない言葉があふれる



後悔できない いつでも

心というたった一つの宝石

砕けてしまった その欠片あつめて



忘れることなどできない

見せかけだけの潮流ながれに抗う航海

はてなき旅はつづいて



どこかで出逢う あなたと笑えたならいい

ここに さよならの消印



後悔できない決して

私というたった一人の生き方

描いてみせるわ この想いだけのせて



忘れることなどできない

ただあなたが そこにいたことの真実

それでも別れは来るの



来る日も来る日も心打ち消しながら

ねがうこと やめられない

そっと さよならの消印





luca minamoto@Copyright_2015【詞先】




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