月の不実
何が悪いと云うのでしょう
今宵ひら舞う月あかり
あつらえたよな倖せに
ふと背を向けて ただ独り
何が悪いと云うのでしょう
微笑み薄く風まとい
どこかの誰かを手招いて
哀しみ抱いた夢人形
謡う謡うよ
さざめいた涙の川面煌めいて
奏で奏でる心模様
明日はどこへと移りゆく
月のかたちを象って
何を嘆くと云うのでしょう
どんな路にも花は咲く
光届かぬ薄闇に
どうして人は陰を見る
何を騒いでみるのでしょう
飾ってみたなら気も晴れる
いつかは天上 銀芝居
踊る踊るよ
振り向いたあの日の私と手を取って
奏で奏でる嘘上手
誰もどこかへ流れゆく
月の光に思うまま
謡う謡うよ
さざめいた涙の川面煌めいて
奏で奏でる心模様
明日はどこへと移りゆく
月のかたちを象って
何が悪いと云うのでしょう
今宵ひら舞う月あかり
何を嘆くと云うのでしょう
月の不実をひと雫
luca minamoto@Copyright_2015【詞先】
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