夢の図書館

昭和から平成そして‥❓

30年続いた平成が終わろうとしてる。かって明治、大正、昭和と生きてきた人を凄いと思ってたが、今昭和、平成、そしてこれから始まる元号の時代を生きる（たぶん急死でもしない限り）自分も凄いことなんかなと思ってたりするのだ。

さてここ近年また昭和ブームなるものが話題になってる。

昭和に流行したものを懐かしむ風潮だ。

おそらく平成の現在は誰もが閉塞状況を感じてるのだろう。

それは経済的にも精神的にもそうなのかもしれない。古きことを懐かしむ懐古趣味は今に始まったことじゃない。

かって昭和の時代にも明治や大正ブームがあった。

しかしほんとに過去は良くて、現在は悪いのか？

これはよくよく考えてみる必要があるのだ。

ずいぶん前に見た映画でクレヨンしんちゃんの大人帝国の逆襲という作品があった。

大人達は20世紀を懐かしみ、しんちゃんら子供達をほったらかしにして我も我もと古き良き時代のイベントに走る。

ところがある時点でしんちゃんの父ひろしと母みさえは自分の人生は過去の蓄積だと気づき、目が醒める。

２人の出会い、そしてしんちゃんの誕生を思い出す。そして今度は子供達世代を守るため、大人達を退行させたイエスタデイワンスモア隊と立ち向かっていく。

そうなのだ。人間というものは過去は美しい思い出だけが輝いてる。

実はそれは現在と変わらない。

なぜならこの現在もいずれは過去になるから‥

それともう一つ忘れてならないのは未来はこれから始まるということ。

未来は見えてないから、不安が生じるのだ。

さて平成のあと、日本はどうなるのか？

2度目の東京オリンピック、大阪万博か決まり、何か期待出来そうな予感がするのだ。

あの元気ある昭和の再現であることを心から願うばかりである。