冷たい 優しい そんな恋。

第1話

その日は たいそうな雨が降っていた。

「あ、あれカンナちゃんだよ！」

「うわ ラッキー！

今日もかわいいなカンナさん！！」

うるさいなぁ、

あぁ、、学校って息苦しい、

他人のことなんて ほっとけばいいのに。

「カンナまた別れちゃったんだって〜！」

「そのわりには本人 あっさりしてんな」

「だってあの子、いつも自分から

振るじゃない(笑)」

「俺だったらカンナさんに不自由なんか

させないなぁ〜」

うるさいなぁもぉ、、

お前みたいなヤツに興味ねぇし

どこかに わたしを

めちゃくちゃ愛して

めちゃくちゃ雑に扱う男がいたらいいのに。

そんな人が現れたら

わたしもめちゃくちゃに愛してあげるよ。