第9話 レポート

風鈴と過ごして9日が経ち、徐々に彼女のことがわかってきた。


留守番をしているとき、一匹ではあまり鳴かないこと。


帰宅すると顔の近くで「にゃー」と鳴き、憤慨しながら私の顔に噛み付いてくること。


ある程度甘え終わると、一匹でネズミのおもちゃで遊び始めること。


掃除などでおもちゃが片付けられてしまって退屈な時は、自分の尻尾を追いかけてぐるぐる回っていること。


そして疲れたときは、ベッドかソファ、私の膝の上でしか寝ない。




もうすぐで生後二ヶ月。まだまだ子供だ。



今日初めて子猫用のミルクをあげたのだが、ものすごい勢いで飲み尽くしていた。


まだ足りないと言わんばかりで、私のお腹を踏んでくるが、残念ながら出ないので諦めてほしい。






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