　もともと言葉は身体の一部

　でもね　出力（アウトプット）したときから別の何か

　言葉が持つ　不思議な力

　人の心に何かを入力（インプット）

　人と人との隙間を埋めて　大事な絆を生み出すの

　不可視を可視に変えることで　大きな力を生み出すの

　病気の人が繰り返す　不安気で弱々しい言葉

　大した病気じゃなくても　死んじゃうことがある

　野心家が主張し続ける　ひとかどの人物への夢と憧れ

　能力や資質が劣っていても　なっちゃうことがある

「夢なんか見るだけ時間の無駄」

「希望を抱いた分だけ絶望も大きい」

　厳しい状況では後ろ向きな言葉ばかりが目立つ

　希望を言葉にすることを躊躇（ためら）う人もいる

　でもね　夢や希望がなければ前には進めない

　前に進めなければ何も変わらない

　言葉は誰かの希望となる　がんばっている誰かの背中を押す

　誰かの希望が叶ったら　別の誰かも希望を抱く

　厳しい現実だからこそ　希望を言葉にしてみるの

　そして　希望が叶ったとき　こんな台詞を口にするの

「おかえりなさい　ボクの言葉」

　ＲＡＹ

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