第6話 分かり合うためのレシピを探せ。

言葉が伝わらない。

それはあなたが問題なの?

相手が問題なの?

あいつバカ、で済むならいいけど

仕事や家族や切れない関係性の時

そんな簡単に切り捨てられない。


理解しあうには幾つかの条件がいる。

誰にでも同じ話し方をすればいいってものじゃない。


相手があなたをわかりたい!と思ってるのに

なんらかの不足があって

あなたを理解ができないときは

会話の基礎部分をチェックしよう。

つかってる言葉の意味を共有できているか?

ショートカットしてしまった思考がないだろうか?

その人のバックグラウンドからわかりやすい例はないか?


どこが欠けているんだろう?

なんですれ違っているんだろう?

どう話していけば、笑顔になるだろう?

丁寧に探っていかないといけない。


理解するための材料を探り

一個一個を丁寧に渡すことを惜しんでしまうと

相手はいつまでも理解できない。

それはレシピ通りに作らないと膨らまないケーキのようだ。

小麦粉の種類はあっているか?

バターの量は測ったか?

オーブンはあらかじめ温めてあるのか?

大きなことも小さなことも手を抜くと

どんなにいい材料を使っても

うまくいかない。

あなたも相手もおいしく食べられない。


よく相手をみよう。

見込みとやる気があるなら

力を注ぐ価値がある。

やる気もみこみもないなら

余計なおせっかいはやめておこう

あとから傷つくのはあなた。


一度のすれ違いや勘違いで諦めたり

相手をバカにすると

あなたの言葉が弱っていくばかり。

相手にわかって欲しいというなら

あなたがまず相手を理解することから始めないといけないのだ。


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