俺以外の地上のすべてのものが異世界に召喚されたのでこの世界では俺が最強

前世篇・登場人物紹介と用語解説（第三章以降追加分）

前世篇・登場人物紹介と用語解説 1

※まあだいたいこんな感じだろうと思います、という程度の紹介と解説。

▼前世篇の主要登場人物（第三章以降）▼

■セーミャ・エトセトラ

修道女（シスター）。白魔導士。中央教会『祝福と慈悲と愛撫の修道院』所属。第八十八番英雄隊衛生班班長として衛生兵（ヒーラー）を務める。十五歳。

青みがかった黒髪のショートヘアが特徴。

小柄な身体のわりに結構タフ。

一応、第三章（冒険編）のヒロイン。

主人公をだだ甘やかすが、はたしてその態度の真相は。

■チャン・エイト・ウッドソン

第八十八番英雄隊専属護衛部隊のリーダー。三十六歳。

硬質な黒髪を短く切り揃えた細身の男。

どんなときも冷静沈着さを失わない。

普段は帝国近衛騎士団のエリートであり武術の達人。

というのは建前で、都合のいい解説要員なのではないかという説も。

年齢より若く見られがちなのをひそかに気にしているらしい。

■ヴィクトリア・シューティングスター

主人公の母親。男爵夫人。

シューティングスター男爵家『歴代最強』と名高い巫女。

本編には名前しか出てない。

■〝洪水王〟フルカロル

あらゆる水を支配するという魔国軍四天王のひとり。水系魔族を率いる。

神聖帝国北東部『最果ての竜湖』において七十番代前半の勇者たちと交戦した。

■ルル・ルヰル・ラルリェンロール

ゴスロリ触手幼女。魔国軍四天王のひとり。

北東ダンジョン『疾（と）くしてこの世ならざる洞窟』を領有する魔国貴族。

ノゾナッハ渓谷の大会戦で帝国軍相手に大活躍。

幼い容姿に似合わぬ残虐非道な性格が一部魔族から熱狂的な支持を集め、〝ルル姫〟の愛称で親しまれている。という情報は物語本編にはまったく関係ない。

■〝磐将（ばんしょう）〟アジューカス

魔国軍四天王のひとり。岩石系魔族を率いる将軍。

戦いの混乱にまぎれて主人公からまともに視認してもらえなかった。

▽▽前世篇の用語解説（第三章以降）▽▽

□遠隔転移魔法

神聖帝国が誇る最新鋭の上級魔法。魔導士が各所にポイントを設置することでそれらポイントへ遠く離れた場所から転移できる。転移は基本的に二点間移動。

□聖剣の能力

八十八本ある聖剣の能力は基本的に番号上位になるほど分かりやすい強さを発揮し、下位になるほどパッとしないものになる傾向にある。

□異端宗派

神聖帝国の東部から北東部の一部ではいまだに中央教会の権威が行き届いていない地域がある。

□四聖獣（しせいじゅう）

神聖帝国の建国以来、帝都を四方から守護してきた四体の伝説的霊獣。

それぞれ、鳥っぽい見た目の〈北聖獣（ほくせいじゅう）〉、犬っぽい見た目の〈南聖獣（なんせいじゅう）〉、虎っぽい見た目の〈西聖獣（せいせいじゅう）〉、竜っぽい見た目の〈東聖獣（とうせいじゅう）〉がいる。

作中パワーバランスを崩壊させるレベルで強い。