キモオタ神話異聞

羽流木はない

一人目 死なないエロ絵師

「人間国宝であるミスター・イトウの握る寿司は今年もミシュランの三ツ星を受賞した。彼が握る炙りアナゴ寿司は、もはや誰にも真似できない域に達している。寿司の神だ。三ツ星はこれで87年連続の受賞となり、言わずもがな、快挙だ。しかし、この連覇も今年で途切れるのだろう。ミスター・イトウは食道ガンの末期状態で、もうシャリすらまともに握れないのだ。いってしまえば、《オワコン》さ」


 熱がこもった声を聞きながら、僕は苦笑いを浮かべた。オタクというのは、どうしてこうも気持ち悪いのだろう。人種や時代が違っても共通する何かが彼らにはある。それは、アメリカの大富豪スティーヴ氏ですら例外ではなかった。


 些細なことに異常な執着を見せ、人の関心などお構いなしに持論を展開する。時に声を裏返させながら早口でまくしたてる。仕事でなければ、まずこんな論説に耳を傾けないだろう。


「残念ながら、彼の後継者であるミスター・サトウはわからず屋の石頭で、シャリも石のように硬い。実の息子、ケンタローの握るシャリはいい塩梅に崩れたが、彼はバカ息子だった。若い時に金と女に溺れたせいで、ケンタローの体にはヤニの匂いが染み付いてしまった。ああなると、寿司は永劫握れないよ。銀座の名店・『江戸前鮨 伊藤』はミスター・イトウの死とともに凡庸な寿司屋へと成り下がる。日本贔屓な寿司マニアの間で囁かれる定説だ。我がコーポレーションが伊東のスポンサーを降りることも納得してもらえるだろう」


 悪く思わないでくれ、と彼は肩を竦めた。彼自身は特に悪いとは思ってはいないようだ。


「……アナゴももちろん好きだが、私はミスター・イトウの握った大トロがこの世で一番大好きだった。私が次に渡日するときにはもう食べられないのだと思うと、寂しいと同時に悔しさがこみ上げる。食べたい。まだ食べたい。なぜあれが食べられなくなってしまうんだ。代替品はないのか。ない。あれは彼が寿司を100年間寿司を握り続けて、ようやく得た成果だ。どうしようもない。ミスター・イトウの技術は彼の死とともに失われるのだ」 


 偉そうに、と僕は思う。自分では寿司一つ握れないくせに、批評だけはご立派だ。たかが寿司でよくこうも熱くなれるものだ。大富豪ならまず僕に寄付してくれ。


「ミスター・イトウは神職人だったが、神ではなかった。だから死ぬ」


 声が大きく震えだす。彼は自分で自分の論説に酔っているようだった。


「血の滲むような努力も才能も100年程度で滅びる。ミスター・イトウのトロは永遠に食べることができないし、一世を風靡したブスジマ・シショーの軽々とした芝浜を聞くことももはやできない。彼は鬱を患って山手線に飛び込んでミンチになったからね。ああ!せめて頭部だけでも残っていれば、喋らせ続けることくらいはでしたのかもしれないのに。いや、だめだな。落語は所作こそ美しい。やはり、全身なければだめだ……」


 突然のグロテスクな思い付きに呻く。なんでそんな気持ちが悪い発想になるのか。僕はオエッと口で言った。


「失敬。取り乱した。大きな目で見ればヒトという種は極めて優秀な種だ。だからこそ我々は今こそ、死という概念を克服すべきなのだと思う。老人に人間国宝という名称だけ与えて、なんになる。死ねば全て終わりだ。技術そのものを残さなければならない。国家が優先すべきはそれだ。もしも国家がしないのであれば、誰かがしなければいけない。だから、私だけはある人物を選び、実験をした」


 着地点がようやく見えたので、僕は嬉々として本を閉じた。この後、筆者が何をしたのかを僕は教科書で知っている。取材前の準備としては、十分だろう。胃のむかつきを少しでもマシにするために、ぬるくなったコーラを飲み干した。


「やあ!世界伝記シリーズ425『スティーヴ・アンサー』はもう読んだかな?私は遺伝子工学を研究し、人の延命治療に大きな貢献をしたんだ」


 閉じたままにしていると、書籍の表紙からメガネを掛けたスティーヴがにっこり笑いかけてきた。書籍の表紙にアニメーションを仕掛けるのは、もはや出版社の常套手段だ。しかし、伝記の表紙で、本人が自分の功績を説明するのはいかがなものだろうか。


「はあ、BBQ行きてえな」


 休日出勤なんか糞食らえだ。本当だったら、あやこのワープマシンを使って、今日はアマゾンの奥地でBBQをするはずだったのだ。


「やあ!世界伝記シリーズ425『スティーヴ・アンサー』はもう読んだかな?私は遺伝子工学を研究……」


 500年前に書かれた伝記の音声は一種類しかないようだった。うんざりした僕は、ライブラリーアプリごとに端末を終了させた。どうせ間も無く取材へ向かわなければならない。


 スティーヴ博士は夢を実現した。今日はその夢の被害者に会いに行くのだ。


✒︎


「はじめまして、ぽんちお☆清夜先生」

「ぼんちおです」


 厳しい口調で即座に訂正されて出鼻を挫かれた。やってしまった。絶対にぽんちおと言わないようにしようと思っていたのに。よりにもよって、最悪な間違い方だ。


「た、大変失礼しました!」

「いえ、慣れているので。エロ漫画家っていう印象が強すぎるんでしょうね」


 ぶっきらぼうな言い方だが、怒っているわけではないらしい。どうもオタクは表情筋の動きが薄弱で表情がわかりづらい。抑揚をつけないでいる淡々とした喋り口も、会話する上では障害の一つだ。ウエーイだけで通じる、気の置けない仲間たちのことを思い出しながら、僕は改めて頭を下げた。


「いやあ、本当に申し訳ありません!えっと、本日はメールさせていただいた通り、これまでの100年についてどうだったか、そしてこれからの100年について語っていただければと思うのですが」

「ざっくりした質問ですね」


 ぼんちお氏は少し笑った。絵に描いたような肥満体が小刻みに揺れる。


「ご存知の通り、ボクは今までずっとヌキ絵を描いてきました。その時々の流行に合わせながら」


 ぼんちお氏は何枚かの原稿を差し出してきた。全て極めて淫靡な絵が描かれていた。


「線が太くて、影とハイライトがしっかりしている・・・ほら、こういう風に鼻がくの字になっているのが、ここ100年の流行でした。90年代のリバイバルですね」

「へえ、昔の絵は随分淡泊なんですね。先生の絵ならなんでも《シコい》ですけれど」


 オタクと仲良くなりたい場合は、自分でもオタク用語を使うといらしい。まとめサイトに書いてあった昔のオタク用語を思い出しながら、僕は言葉を続ける。


「時代に合わせて絵を変えていくなんて、先生はやっぱり《神絵師》ですね!しかも、全部レベルが高いじゃないですか。仕事中でなければ、僕興奮しちゃいますよ」

「・・・…ボクはいい年してこれしか能がありませんから」

「一つでも優れた技術があるなら、いいじゃないですか。僕はなんにもまともにできなくて。というか、先生はなんといっても人間国宝じゃないですか」

「いえ、ボクは人間国宝なんて器じゃありません。ただのキモオタです。あなたは小さかったかもしれませんが、聞いたでしょう。反対運動の件は。あれはね、あの方々が正しいんですよ。もうほとんどが寿命でお亡くなりになっちゃったけど」


 もちろん知っている。なにせ教科書にも載っている事件だ。卑猥な絵を描くイラストレーターは人間国宝にふさわしくないとして、暴動が起きたのだ。結局は葛飾北斎、鈴木春信、歌川国芳などの存在が後押しし、ぼんちお氏は人間国宝になったのだが、本人はけして嬉しいだけの出来事ではなかったのだろう。気まずい沈黙が空間を包み、それを打ち消そうと僕はことさら明るい声を出した。先輩なんかは、「取材の時はあえて気まずい沈黙を作って、相手に喋らせろ。口が滑りやすくなる」とコツを教えてくれたが、どうやら僕には向いていないようだ。人の良い自分に沈黙は耐えられない。


「いやあ、しかしすごいですねえ!無修正原稿なんて初めて見ました。持って帰りたいくらいです」


 ぼんちお氏の顔を少し嬉しそうにし、厚い唇をUの字に歪ませた。


「国の所有物ということになっていますから、お渡しはできませんがあとで画集をさしあげますよ。ここ半世紀は規制が強めの時期ですからね。無修正はなかなかないんですよ。でも、それもあと数年で緩和されます。くり返しなんです」

「そうなんですか。よくご存知ですねえ」

「なにせ、もう600年近く生きていますから」


 僕は同情を表情に滲ませないよう、細心の注意を払いながら頷いた。


 そう、生前のスティーヴ氏に溺愛されたこの《神絵師》は、死ねなくなった。


 僕はこの取材で初めて知ったのだが、この世にはベニクラゲという不死の生き物がいる。らしい。死ぬと海に溶ける普通のクラゲと違い、ベニクラゲは衰弱すると海底へと沈んでいき、奇妙な塊へと形を変える。そして、2日ほど経つとシダの葉のようなポリプが生まれ、再び成体へと成長していくのだ。

 驚くべきことにこのポリプとやらは、新しい個体ではなく、同一個体による「若返り」なのだという。このベニクラゲの細胞をサルチェリーニ法によって人間に応用させたことで、ぼんちお氏は不老不死を得た。彼は34歳から37歳を永遠に繰り返し続けている。37歳になったら自動的に衰弱し肉の塊になり、数週間で34歳の肉体へと戻る。37歳になる前に怪我や病気で命を落としても同様だ。何度でも彼は肉の塊になり、34歳から37歳までを延々とやり直す。

 不老不死となった彼の姿を羨み、多くの大富豪たちがこの技術を用いようとしたが、多くが失敗に終わった。拒絶反応のせいで凄惨な死を遂げた者も多い。なぜか、ぼんちお氏にだけ効いた技術だったのだ。


「……これは、僕の個人的な興味なのですが、そんなに長く生きていて、寂しくはありませんか」

「寂しいですよ。でも、ボクは不老不死になる前から寂しい奴でしたから」


 彼を死なせる方法を思いついたものには懸賞金まで出るらしいが、乗り気な者はいなかった。なにせ、彼の描くエロ絵は本当に神に御技としか思えない。EDが現代において根絶されたのは、ぼんちお氏の漫画があまりにすばらしかったからだ。わざわざ彼を死なせて、技術を根絶させようと思う物好きはいないのだろう。彼の描いた陥没乳首やXXXを一度でも見たことがあれば、誰もがそう思うはずだ。


「ええと、最近はどんな漫画やアニメが好きなんです?」

「漫画やアニメも……もう何十年も仕事以外では触れていませんね」

「そうなんですか?面白いですよ。ジャンプの桃色まかろんバニーとか」

「好きな作品ができると、《推し》や《嫁》ができます。すると、ボクは二次創作をしたくてたまらなくなるでしょうね。ボクが一枚絵を描いたとしましょう。それだけで、その作品、そのキャラがワアッと人気になる」


 僕は首をひねった。


「いいことに聞こえます」

「ははは、最初はボクもね、小気味よかったんですよ。ボクが描くだけで、コミケの島中がそのキャラまみれになるんですから。なんなら、誰も知らない名作をボクが有名にしてやるくらいの気持ちで二次創作ばかり描く時期もありました」


 僕にはやはり何が問題なのかわからなかった。生憎コミケは行ったことはないが、好きなキャラクターのファンが増えて、悪いことがあるとは思えない。


「ある作者がね、自殺したんです。ボクのせいで」

「えっ」

「ボクが愛したキャラクターは本来物語中盤で死ぬはずでした。しかし、ボクが愛したせいで莫大な人気が出てしまい、編集部から存命させるように圧力がかかった。緻密なシナリオを書くタイプの作家でしたから、相当こたえたようです。実際、無理に生きながらえたそのキャラクターは、見る間に魅力が失われてしまった。それで、」


 自殺。それは作り話のように滑稽だった。しかし、漫画家や小説家の生態を知る僕からすれば、ありえそうな話に思えた。


「ボクは絵がうまくなりすぎたんです」


 だから、アニメも漫画ももう見ません。大好きだけど、もう見ちゃいけないんです。大好きだからこそ、とぼんちお氏は語る。


「……それはなんというか、あなたにとってとても悲しいことなのでは?」

「先程も少し触れましたが、寂しさや悲しさに耐性がなければ、そもそもエロ絵師なんて目指しませんよ。結局、親とも絶縁状態のまま死に別れました」

「後悔はしていますか?」

「いつもしていますよ。風景画と健全な絵だけを楽しく描いていれば。親が止めたあの時、普通に就職していれば。ファンだと語った大富豪スティーヴ氏からの提案を、舞い上がらずにきちんと聞いていれば。そんな後悔ばかりです。せめて、ボクが美しい女子高生であれば、話も違ったのでしょうがね」


 自分の耳の後ろの強烈な臭いを嗅ぐたびにそう思います、とぼんちお氏は自嘲気味に笑った。彼は永遠を生きるにはあまりに醜すぎた。もしも彼が中年のオッサンではなく、本当に女子高生だったなら、世界はこの悲劇を正しく悲劇として受け取っただろう。


「いやあ、先生が女子高生だったら、僕も嬉しいですねぇ〜!」


 どれだけ盛り上げてみせたところで、僕の声は空々しく響いた。当たり前だ。どうしようもない。こんな大きな絶望の前で何をしろというのだ。


「はは、スミマセン。えー、それでは、質問に戻りますが、これからの100年については?」


 ぼんちお氏は待ってましたと言わんばかりに、その巨体をよじった。興奮のせいか額からは汗が浮かんでいる。

 

「じ、実はこれからボクは、絵本作家になろうと思っているんです。ここだけの話、もう密かに別名義で描き始めています」

「へえ!!それは……すごいですね!」


 僕は努めて興味があるような声を出した。相変わらず空々しいままだが、ぼんちお氏は気にならなかったようだった。彼は奥から原稿らしきものを取り出す。


「読んでみてください」


 それは、六人の姉妹が森の奥へおつかいへ行く話だった。五人の姉たちは道草をしたり、若い男の子についていってしまったり、地図をなくしたり、転んで足を擦りむいたりして、道を引き返してしまう。一番勇気があり、向こう見ずな末娘だけが、森の奥に見事たどり着き、褒美として泉に住まう神様のおくがたさまにしてもらえる。そういうありふれた話だった。

 さすが神絵師と評されるだけあって、絵の中の少女たちは生きているようだった。今にも動き出しそうだ。しかし、少女たちは絵本の主人公として持つべきでない色気をもっていた。長い手足に柳腰、白いうなじは吸い付いてと囁くようだ。なんといっても、少女たちの目だ。少女たちの流し目は、読む者全てを誘っていた。こんな目をした少女たちが、森へおつかいなんて行ったら、確実に「狼さん」に襲われるだろう。むしろ、襲われずに和気藹々としている今のストーリーの方が異常だ。僕は自分の中で膨れ上がる欲を必死に抑えようとした。仕事中でなければ、絵本を片手にトイレに籠っていたかもしれない。


「どうです。編集者の人に見せるのは初めてなんですけど」


 他の編集者に見せたら、確実に「焦らさないで早くエロシーンをいれろ」と言うだろう。若い男の子についていった女の子は町の男たちにどう犯されたのか、神様のおくがたさまにされた末娘はどう手篭めにされたのか。


きっと、彼が込めたかった想いは別のものだ。


だけど、僕はそんなことばかりを考えてしまう。

 彼の技術は数百年の時を経て、完成されすぎてしまった。彼はもはや、普通の絵を描くことができないだろう。なにを描いても、見る者の劣情を掻き立ててしまう。


 僕はなんだか無性にこの絵師のこと哀れになって、思いつく限り絵本のことを褒めちぎった。女の子が可愛いとか、背景の書き込みがすごいとか、僕にも娘がいたら読ませたいなあとか性的でない言葉を一生懸命に捻り出した。それでも、彼がいちばん欲しがっているだろう言葉だけは言えなかった。エロ絵師として登録されている人間国宝に、絵本なんて健全なものを描かせたら、国から一体どんなお咎めを食らうかわからなかったからだ。


「今日はありがとうございました」

「絵本の件、編集長さんと相談してみてください」

「はは!がんばって説得してみますよ。ではまた」


 ぼんちお氏の家から出ると、とっぷりと日が暮れていた。これから会社に帰って記事をまとめると思うと気が重い。僕は仕事を持ち帰ることを決意すると、早速実家へ連絡した。実家なら料理も風呂も洗濯も勝手にやってもらえる。持ち帰り仕事のときにはもってこいだ。


「なにアンタ帰ってくるの?急に言われてもごはんなんかないわよ」


 母は応答するなり、不機嫌そうにそう言った。背景から笑点のテーマが聞こえてくる。母は四代目毒島師匠のファンなのだ。


「母さん頼むよ。持ち帰り仕事になっちゃって、夕飯作る暇が惜しいんだって」

「ごはんがいるかどうかは、もっと早く……あら、お父さんがお寿司はどうかって」

「やった!寿司?行く行く。すぐ家向かうから」


 ことさらにはしゃいで見せる。この隙を逃してなるものか。普通に考えて折半だろうが、うまく親心をくすぐれば奢ってもらえるだろう。


「釘刺しておくけど、回る寿司よ」

「なんでもいいよ。寿司なら歓迎」


 昔と変わらない息子を装いながら、僕はそう答えた。今日、エロ絵師を取材したことを僕は両親には言わないだろう。たとえ人間国宝だろうと、息子がエロ絵師と関わることを母はいやがるだろうし、父もいい顔はしないだろう。もしかしたら、母が寝た後にいろいろ聞きたがるかもしれないが。


✒︎


 それから数年が経ち、ぼんちお氏が通算148回目の自殺に踏み切ったというニュースが配信された。いつもであれば、もっと扱いが小さいニュースだが、自費出版で不道徳な絵本を上梓したと話題になった翌日のことだったので、話題性があったのだろう。「幸いなことに」と朗らかに微笑んだニュースキャスターによると、彼はそれまでの147回と同じように、問題なく蘇生したとのことだった。

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