野良猫みたいな僕

「猫みたい」

キミが笑った


「野良猫かもしれないよ?色んな所で餌を貰っちゃおうかな」


口を尖らせて拗ねるキミが可愛いくて

わざと意地悪を言ってみた


「すぐ他の人に拾われちゃうよ」

不安そうにキミが言うから

思わず抱きしめたくなる


嘘だよ ごめんね。


僕の居場所は いつだってキミの隣

その手で優しく髪を撫でてくれたら ゴロゴロ喉を鳴らすから

キミ色の首輪を着けてね

お散歩中でも 

キミが名前を呼んだなら すぐに飛んで行くよ


今日もキミの陽だまりで

他の誰にも見せた事の無い 油断しまくりの僕

キミしか知らない キミだけの僕

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