ドラマチック ダイアモンド

蒼く光る月を見上げ

この胸の痛み、確かめていた

誰か伝えて

「僕は、ここにいる」と

舞い散る雪は、白い天使の羽


紅く燃えるのは、僕の瞳

戦う術は多く持たないけど

凍えそうだと思う夜でさえも

その輝きは、せめて曇らせないように


歩き出した道が

例え、天まで続く迷路だとしても


ドラマチックな

ダイアモンドのような輝きを帯びて

僕の道は、細く、長く

ねじれていても、いつか届くはず

開け放った窓の向こう

空は、どこまでも高い

旅立つ覚悟は出来ているから


「行ける所まで行こうよ」


淡く揺れるのは、恋の花びら

指先に、髪に、唇に

降り積もり、この胸を焦がして

想いを全て あなたに捧ぐ


痛みも涙も、呼吸さえも、忘れないように


歩き出した長い道に

道しるべなんて、何処にもないけど

予感を信じて前へと進む

僕の花を咲かせたいから


開け放った窓の向こう

空は何処までも広い

織り成すのは僕だけのストーリー


「きみにも、きみだけの物語が待ってるよ」


ドラマチックなダイアモンドのように

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