regret

緋い影が飛んだ

あの時から多分

君は傷つき過ぎて、壊れかけていた

愛も知らない僕は

涙の意味さえも知らずにいた


君の消えたこの場所で、何度名前を

呼び続けたのか、もう解らないけど

君の好きな花を見る度に 

この気持ちの言い訳を考えた


あの幻でも構わない

無限に広がる孤独消えるなら

涙はもう枯れ果てて

今は

ただ、赤い雫を


憂鬱な旋律、狂わせるノイズ壊して

これ以上の「罰」は無いと思う


眩暈誘う濃艶なる夜気の中で

迷いながら出口探す夢を見た

探し物は次々と増えていくのに

動けずにただ、時が過ぎる


君の存在知らしめるかの様に

嘲け嗤い風がすり抜けていく


君の声と、涙の色が今

痛い程冷たく突き刺さる

あの愛を何故、気付けなかった

今となっては遅すぎる


涙はもう枯れ果てて

今は

ただ 赤い雫を……

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