第1110話「過去との決別」
今この時に俺が求めた答えを導き出すためにはユノンの力と、そしてこの少女の力が必要不可欠だ。
もう一押しはいらない。
ここですべてを投げ出して死を選ぶようなら、戦力としては数えられないだけでなく予期せぬ方向に進むことは確実である。
「もう、失うものもない。守るものもなくなってしまった。それで、生きがいを失った私は何も残されてないのに……」
「それなら進むしかないだろ。俺たちと過去に決着をつけないか?」
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