第1070話「継承した者」

 過去、急速に国の発展があった事例は少なくない。

 しかし、それを提案実行することができたのは権力のある人間だけだった。

 必ずしも成功したわけではない。


 結果をだしたその手腕は確かなものだという事が言える。

 この世界は、いくら最先端の技術や知識があってもそれを形にするのは容易ではない。

 第一俺たちのいた世界とは根本的に常識が違うのだ。


「ユノン、それは前国王が国民から信頼されていたってことだろ? そいつがどれだけ優れていても俺と同じただの人だというなら一人ではたかが知れてる。本当の兄も優秀だったと思うよ……」


 

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る