第1032話「兄は死にました」
「兄は死にました」
「?」
一同は息をのんだ。
俺たちが知っているこの国の王はいったい何者なのか、その疑問とその事実を知っている妹の覚醒を手助けしたことの意味が微塵も分からない。
単純な善意ならばよいが、そうだとも思えない。
それならば、なぜ奴隷として俺の前に差し出したのかということだ。
意図せず今の状況に至ったとはどうも思えない。
この不可思議を仲間の誰もが奇妙に感じているが、追及する者はいない。
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