第952話「衛兵としての心意気」
首都といえども内部の警備は万全であり、外敵からも強固な結界と守備体制が整っているというのに内乱が起これば総崩れするのは言うまでもない。
すなわち、内乱など起こらないことがさも決まっているかのような体制がとられているということ。
それは信頼によって成り立っていることを意味する。
このディアナとルナのイレギュラーな動きなどあってはならなかった。
だからこそ、どこまで行っても衛兵でしかないのだ。
無論、本気で怪我さえさせるつもりはなかったのだろう。
誰一人として、ディアナたちに手傷を負わせたものはいない。
「雲行きが怪しくなってきたわね」
「ボクたちがこれからすることに比べればまだまだだね」
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