第926話「責任の在処」
建物の外までメイドは送り届けると、いつの間にか姿を消していた。
物陰から奴隷商人の姿を見た気がしたがおそらくそれは、見間違えではない。
最初から最後まで奴の思い通りに動いていたにすぎない。
しかし、それが間違った選択だとは思えない。
それなのに、ユイナは俺と違った見解をしてると見える。
いつも俺の考えに皆同調しているが、だからと言って何も考えなしというわけではない。
「アマト、私はすぐに助けてあげたい。それが、最善じゃなくても……国王の思い通りだったとしても……」
「ユノンを助けるために、呪術師を直ぐに討ちに行く。ユイナに言われたからじゃない、俺の考えが変わっただけだということははっきり言っておく」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます