第907話「作られた一時の苦悩」

 二度目だというのに案内される人が違うだけで雰囲気も変わって見える。

 それがこの異質なメイドならなおさらというもの。

 至る所に装飾品が施された彫像や絵画が目立つ。


 俺達に縁のない場所だと思いたいが、あいにく俺は足を踏み入れてしまっている。

 毒を食らわば皿までとは言わないが、一人の少女を救って終わりというつもりはない。 

 しかし、此処にいた奴隷には違和感があった。


 何かがおかしい。

 

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