第835話「劣等感というもの」

 みんなが敵を倒して宿へと戻っているのか気になる一方、自分にできてみんなに出来ないことはないという思いもまたある。

 それは、この世界に来てから得た力というのは元の世界で言うところの他国に行ってその国の言葉をおぼえるようなものだからだ。

 皆母国の言葉を話すように、ジブから見て特別な力を用意につかっているように見える。


 それで終わるはずもなく、圧倒的な力で追随を許さない。

 アマトに至っては、数百万人分の力を与えられているという。

 狭い世界にいた自分でも天秤を持たずに来てしまったのだ。


 皆の元へ戻るのが怖い。

  

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