第808話「おかしい、おもしろい」

 おかしい。

 その一言に尽きる。

 この街について疎いが上に気にもしなかった事実だ。

 

 この時間に客の出入りが多いことは、間違っている。

 事実はいつも単純なことの連なりであって、複雑な者が全てではない。

 出入りしていた人間はこの街の人間ではない。

 

 どう振る舞おうが普通であることが、普通ではない。

 すでにルーチンとかした烏合の衆は人であって、、人ではない。

 敵の駒、こちらからすれば人質。


 何もかも計画通りに動いているのだろう。

 おもしろくない。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る