第763話「神の名を与えられた少年」

「アス……、今からそれが君の名だ」


「明日……意味は?」


「意味は読んで字のごとくと言いたいところだが、神話の創生神からとった。この世界にはいないはずの神の名だ、誰にも文句は言われないだろ?」


「この世界?」


「いずれ、話す時が来る。だがいまじゃない……、自分でこの世界を知るんだ。俺もこの世界に関してはそこいらの子供たちと変わりはしない」


 そういうと、アスの額に手を当てる。

 

 

 

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