第625話「豪華だというだけで」

 紹介された宿は五か所だが、どれも国からお墨付きをもらっているという事も有り外観を眺めているだけでも臆してしまう。

 どれも立地も良く優遇されている印象を受ける。

 俺達の素性も割れているのだから疑う余地はないのは言うまでもない。


 つけられているのはわかっている。

 護衛という名の監視だろう。

 こちらに何かしてくる気配はない。


 無論、敵意は感じられないのだがこうも人数が多いと落ち着かない。

  

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る