第373話「捨てられない想い」
ディアナは仲間がどうなろうとどうでもいい。
自分の目的はあくまでも自分を不老不死という呪いとも言える呪縛で縛った『』に会う事。
長い年月のせいか、それとも他の何らかの要因が絡んでいるのか顔も名前も思い出せない。
思い出そうとすると感情が昂り涙があふれてくる。
そして、自分では見ることができなかった記憶はスペラにも共有できていない。
こうやって仲間の身を案じているように振る舞っているのですら予定調和だというのだから人というのは恐ろしい。
それにもかかわらず、立ち尽くし煤けて汚れた猫耳少女を目の当たりにして安堵しているディアナもまた人だという事だ。
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