第135話「絶体絶命」
俺が辛うじて命を繋ぎ止めていられるのは再生能力を得たからであった。人間の身でありながら傷が瞬時に塞がっていくのは些か不気味ではあるのだがこの力がなければもうすでに決着はついていた。
本来人間にも治癒能力は備わっているが、限界があるがアビリティには制限がない。死と再生を無限に繰り返される。
一度死した細胞が再生するのだから、不死身に近い状態なのだがそれもも万能ではない。
このままでは確実に敗北するという確信が確かにある。
何か抜け出すすべがないものか、考えうる限りの事を試してみなければこの思考すら封じられてしまう。
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