ヒロイン会議おまけ 楽屋裏

☆出演者一覧☆

・進行ちゃん…干手洲 えむしぃ(ほてす えむしぃ)

・女騎士さん…サイコ・オーキシナン

・絵本ちゃん…癒野 天使(ゆの てんし)

・ツンデレJKちゃん…王道 雪帝(おうどう ゆてぃ)

・英語先生…Hottai moizilna(ホッテイ モイジュルナ)

・18禁さん…ワレム・クーパー

・ガチ怖さん…???(通称やばいさん)

・幽霊ちゃん…子女 恋華(こめ れんか ※生前の名前)


☆☆☆☆☆☆☆

ヒロイン閑話


■Talk1 いざ別世界へ 女騎士の場合

女騎士「オーク襲撃や植物モンスターの話からして、お前の世界は平和ではないみ たいだな。世界救済のために、お前の世界に行ってみてもいいか?」

18禁「え?別に良いけど…絶対後悔するよ?」

女騎士「心配するな!これでも百戦錬磨の武神!そう簡単にはやられんさ。」

18禁「そうじゃなくて…あー行っちゃった。精神壊されなければいいけど。」

~1週間後~

女騎士「ただいま。」

18禁「おかえり…ってあれ?全然元気そうね…?」

女騎士「ん?私が元気ではまずいのか?」

18禁「そういうわけじゃないけど…初めては奪われなかったの?」

女騎士「初めて?何の話だ?ちゃんとニューゲームで物語を始めたが?」

18禁「あーもういいわ…。で、私の世界はどうだった?」

女騎士「モンスターも人間も変態的な嗜好を持った連中が多かったが、元凶たる淫魔の王を倒したことで世界は清潔さと道徳を取り戻したぞ。」

18禁「え!?何もされないままボスを倒せたの!?」

女騎士「一度だけ、植物モンスターに体を拘束されたが、私の正義の心に呼応した聖剣が危機を救ってくれたよ。」

18禁「そーなんだ…ははは…。(これがヒロイン補正ってやつなのかな。恐るべし、女騎士!)」

■Talk2 いざ別世界へ 18禁少女の場合

女騎士「お前は自分の世界でだいぶ苦労したみたいだが、どうだ?私の世界も体験してみないか?王都の民は皆優しく、国ながら家族のような存在だ。」

18禁「幸せそうな世界ね。でも私が行ったらヒロイン補正で結局汚されそうで怖いんだけど…。」

女騎士「汚される?純潔を散らされるということか?野盗にでも遭遇しなければ大丈夫だろう。騎士団員だって周りに居るわけだしな。」

18禁「それはそうだけど…。(その騎士団の仲間に回される可能性が拭えないっていうね。)」

女騎士「考えるよりまずは行動あるのみだ!さ、行った行った!」

18禁「ちょっと!?押さないでよ!!」

~1週間後~

18禁「ただいま~。」

女騎士「おかえり。私の世界はどうだった?」

18禁「あ、うん。人が親切で、笑いあり感動ありの冒険も心に強く刻まれて、何より自分が世界を救うという英雄気分になれたのはすごく良かった。充実していたよ。」

女騎士「それは何よりだ!お前の心を少しでも救えてよかった。」

18禁「あはは、ありがと。(充実していたのは事実だけど…物足りない!主にエロスが!知らないおじさんに手を握られたり、悪戯風がスカートを捲ったり、同僚の女性騎士がふざけて抱きついたり…それだけ!その先が全くない!ついつい期待してしまうのに…期待?ああ!また無意識に欲して…。私は毒されていない!私の心はまだ穢れきっていない!私は堕ちてなどいない!)」

女騎士「18禁、震えているが、どうかしたのか?」

18禁「私は純潔だ!!」

女騎士「お、おう。」

■Talk3 誘拐は犯罪です!

進行「んふふ~絵本ちゃん可愛いな~!」

絵本「おねーさんあったかい!」

進行「絵本ちゃんもあったかいよ!抱っこしてて気持ちいい!」

絵本「ふぁぅ!おねーさん、おかおくすぐったい!」

進行「すりすり~!はぁはぁ!すりすり~!はぁはぁ!」

絵本「おねーさん?いきくるしいの?だいじょーぶ??」

進行「はぁはぁ!駄目っぽいので、私の家に一緒に来て看病を…」

ツンデレJK「誘拐コラー!!」

進行「あふん!」

■Talk4 りぴーとあふたみー

18禁「今からお姉さんの言う言葉を繰り返してね!」

絵本「はーい!」

18禁「お」

絵本「お!」

18禁「ち」

絵本「ち!」

18禁「ん」

絵本「ん!」

18禁「ぽ」

絵本「ぽ!」

18禁「はーい、続けて言ってみてください!」

絵本「お、おて…あれ?なんだっけ??」

18禁「4文字ぐらい簡単でしょ!さぁ、言って!」

絵本「おねーさん、もっかいおてほん!おて…なんだっけ???」

18禁「もう、二文字目が違う!おて、じゃなくておちn」

絵本「おねーさん??」

18禁「お、覚えてなさいよ!!!」

絵本「???」

■Talk5 愚痴ってもどうにもならない

18禁「スライムとかオークとか…異種同士でっておかしくない?」

英語「男性のためのおかずですからね。」

18禁「番組中にも言ったけど、女性に不利なご都合設定多すぎるのよ。」

英語「男性のためのおかずですからね。」

18禁「運命の相手だと思った人は寝取られるし、逆に私が寝取られるし…。」

英語「男性のためのおかずですからね。」

18禁「結局は逃げられないってこと?」

英語「男性のためのおかずですからね。」

18禁「この業界ってほんと理不尽…。」

英語「あなたのおかげで救われる殿方も少なからずいるのですよ。理不尽に負けないで。」

■Talk6 りぴーとあふたみー つぅ

英語「では、私の後に続いて英語を発音してください。」

ツンデレJK「先生!番組中みたいに変な話し方しないんですか?」

英語「大人の事情で通常会話では使われません。」

ツンデレJK「大人ってずるいや。」

英語「ではいきます。were」

ツンデレJK「わー」

英語「town」

ツンデレJK「たうん」

英語「rule」

ツンデレJK「るーる」

英語「I」

ツンデレJK「あい」

英語「sit」

ツンデレJK「しっと」

英語「tell」

ツンデレJK「てる」

英語「繋げて読んでください。」

ツンデレJK「結局使ってるじゃない、変な言葉。えっと、わたるあいして…ってちょっと!?何で先生があいつの名前知ってるのよ!?」

英語「ワタル君、幼馴染の名前だと幽霊ちゃんから聞きました。」

ツンデレJK「あの色情幽霊め!!というか、先生も何てこと言わせるんですか!!べ、別に私はあいつのことなんて…!」

英語「大人のお節介です。」

ツンデレJK「大人ってずるいや!」

■Talk7 怪奇現象を用いた幼馴染ルート攻略指南

幽霊「ということで、ワタル君を落とすために、怪談学の観点から攻略方法を伝授しま~す。」

ツンデレJK「どういうことよ。そもそも怪談学って何よ?」

幽霊「まぁまぁ細かいことは後で説明するとして、興味、あるでしょう~?」

ツンデレJK「べ、別に興味ないけど!…ま、まぁでも怪談学ってのには興味あるし?参考までに聞いてあげてもいいわ。」

幽霊「(素直じゃないな~。)はいどうも!では早速、第一ステップ!夜の校舎に彼と二人で肝試しに行こう!」

ツンデレJK「えー?私怖いの苦手なんだけど。幽霊とか怖いし。」

幽霊「目の前に幽霊いますが?」

ツンデレJK「はいはい枯れ尾花枯れ尾花。」

幽霊「霊魂は存在するもん。と、茶番はこの辺にして、女の子が夜闇に怯える姿を見ると、男の子は守ってあげたくなっちゃうのですよ。そして手を握るなり腕を組むなり…彼と密着し放題!」

ツンデレJK「密着し放題…ごくり。」

幽霊「二人がいつもより距離を縮めたところで第二ステップ!学校の七不思議さんにお願いして、タイミングよく驚かせてもらいましょう!突然のハプニングに叫びながらも彼を頼れば、心臓バクバクの釣り橋効果も相まってあなたのことをより一層に彼は愛おしくなるのです!ここまでくれば、後は逃げ延びてからチューしても屋上で花火を見ながら告白しても大体上手くいきます!二次元なら!」

ツンデレJK「先生!七不思議さんとの交渉はどうしたらいいですか?」

幽霊「そもそも霊力がないと見ることができないので、まずはそれを鍛えるところからですね。」

ツンデレJK「却下で。」

幽霊「うーん手厳しい。」

■Talk8 癒し

絵本「おひさまがねー、にこにこなんだよー。」

ガチ怖(こくん)

絵本「おせんたくものがふわふわでねー。ことりさんもおどってるんだよー。」

ガチ怖「げぇぇぷぅ」

絵本「おねーさんのえがおもかわいいね!」

ガチ怖「ぉぉぉぉぉうううううううぉぉぉぉぉぉぉぉ。」

絵本「おにぎりさんすき?」

ガチ怖(こくん)

絵本「わたしもだいすきだよー!」


進行「あれって、会話になっているんですかね…?」

英語「純粋な心は雰囲気で意図が通じるものですよ。」

■Talk9 捕まえたもの

幽霊「ねぇねぇ、番組中に何を捕まえたの~?」

ガチ怖「…おと…こ…。め…がね…。お…っさ…ん…。」

幽霊「その人私たちをこっそり見ていたんでしょ~?盗撮でもしてたのかな?」

ガチ怖「きも…ちわ…る…か…った…。」

幽霊「だよね~。ずっと見られていたんじゃ気持ち悪すぎるよ。で、そのおじさんどうしたの?」

ガチ怖「ほ…りゅ…う…なう…。どう…し…たらい…い…?」

幽霊「ん~そうだね~。汗だくのぽっちゃりおじさんをギュウギュウに詰め込んだ清掃ロッカーにインして汗臭さに悶えてもらうとか?」

ガチ怖「お…そろ…し…い…子…。」

幽霊「お代官様ほどではございませんですわ。ホホホホホ!」

ガチ怖「ホホ…ホホホ…ホホ…ホ…。」

■Talk10 放送事故

進行「うーん…生放送かつ第一回目だったとはいえ、グダグダすぎてしまった感はあるなぁ。次回放送までにもう少し司会進行の勉強しておこうかな。」

スタッフ「失礼します。」

進行「あっ、生放送お疲れ様でした!どうかしましたか?」

スタッフ「ええと、大変申し上げにくいのですが、異世界の本音、打ち切りが決まりました。」

進行「え!?あ、あの、もしかして私の進行がまずかったり…?」

スタッフ「いえ、あの面々を相手に進行ちゃんはよく頑張っていたと上も褒めてましたよ。後釜番組の司会を頼みたいとも。」

進行「そ、そうですか!私が原因じゃなくてよかった…。あっ、では、何が原因で打ち切りに??」

スタッフ「視聴者から苦情が多数寄せられたんですよ。心霊現象が多発しているが大丈夫か、って。」

進行「し、心霊現象…!?」

スタッフ「番組開始直後に画面いっぱいに血まみれの女性の笑い顔が映ったとか、出演者の後ろを白い人型の何かが走り回っていたとか…会場のお客さんの中にも赤ん坊のうめき声が聞こえたとか証言している方がいました。」

進行「…。(ガチ怖さん…絶対あの人の影響だよね…?)」

スタッフ「一応証言通りなのか確認しようと録画を見てみたんですけど…何故か古井戸がポツンと映っただけの映像が保存されていまして…。これからスタッフ一同お祓いに行くことになったので、進行ちゃんも呼びにきたんですよ。」

進行「そ、そうでしたか…。分かりました。すぐに準備します。」

スタッフ「道中、何も起こらないといいですね…。」

進行「そうですね…。」

ガチ怖「ぴぎぃぃ…。」

進行「!?」

スタッフ「進行ちゃん?後ろがどうかしました?」

進行「い、いえ…。(気のせい…だよね?)」

幽霊「その後、番組関係者を乗せた車は、深い霧の中に消えていった…。彼らのその後を見たものは、誰もいない…。」

進行「後味悪すぎるからやめてください!」

ガチ怖「ね。」


☆ヒロイン会議おまけ 楽屋裏 おしまい☆

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