私のぶっぱ

第11話 ぶっぱとは

私は数年、格闘ゲームをやっていたが、時々こう聞かれる時がある。

「お前のぶっぱはなぜ当てれるのだ?」

これは何とも言えなかった。

実際、これは最初の頃のクセからついてしまったものだったからだ。

ぶっぱとはぶっ放しの略称で、簡単に説明すれば、リスクを全く考えずに大技を出す。

これはあまり良い印象の良い言葉ではない。

ぶっぱはリスクリターンが全く合っていないのだから。

ガード、又は避けられたらフルコンを喰らうというとんでもない爆弾でもあるのだから。

当てれたら、相手にダメージを負わせれ、少しだけこっちの優位な状態にできる。

じゃあ、ここで問題が出てくるのはなぜ当てれるのか? という質問である。

ぶっぱを出す時はと思ったからだ。

ぶっぱなのに考える? こう思った人もいるのではないだろうか?

そこで、私がぶっぱの時に考えている例を出してみる。

これは実際にやった例でもあるが、実質使えるかは分からない。

あくまで、個人主観の考えである。


その1

先読みで出す。

実際にこれは私が良くやっているやり方だ。

ただ、このやり方は上手くいけば当たるが、失敗したらフルコンである。

相手が何をしたいかを考える。

守りたいか、攻めたいか、この二つを考えるだけでも命中率が上がるのだ。


その2

対戦相手の得意な距離を考える。

当然、対戦するとなったら、自分の得意な距離に行きたくなるのである。

そこで、相手の使ってるキャラを触って、あらかじめ調べると良いと思う。


この二つで私は主にやっている。

実際に良くやる戦法では、ダッシュ又は前ステで威圧するように走ると、キャラによるが相手がバックステップする時があるのだ。

そこで、突進技を仕込んで、バックステップを狩るということだ。


だけど、これは正直言うと、しっかりコンボをすればそっちのほうがダメージが高いのでそちらをお勧めしたい。


このやり方だと、近距離に攻められた時は何も出来なくなるのだ。

それに何回もすると、出すところがバレてしまい、ものすごい警戒されるのである。

そして、もう一個調べなければいけないことがある。

それは自分の技である。

自分の技を調べないと、フォローが出来るのか、不利が少ないのかも調べたほうが良い。

その調べることによって、また一歩へと踏み出せたのだから。


なので、相手の行動が先読み出来そうなときはこのぶっぱを使っている。

ただし、危険もあるのであまりオススメはしない。

しかし、いざとなれば使わなければならないと思った時の使い方みたいになってしまったが、私はそれで勝ちを取れることもあったのだ。


もし、使う際にはご注意を……。


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