第7話 目指せ全キャラBP1000!
私は連敗から、距離を変えて勝負をすればいいと結論をつけたが、使っているキャラが完全に近距離向けのキャラであるため、非常に悩んだ。
ここからどうしようと……。
そこで、もう一度アーケードモードで練習してから、自分のプロフィールを確認した。 このプロフィールでは、自分のメインで使っているキャラ、勝率、自分の強さを示す数字のプレイヤーポイント(以下PP)とキャラのやり込みが分かるバトルポイント(BP)がある。
私のその時の強さがPPが約700で、メインキャラ(アドン)のBPが約4000と微妙な数字になってしまっている。
BPは1000を超えると、負けたときに下がりはするが、PPほど下がらないので5000までは順当に上がっていくのだ。
つまり、このデータを見ると……やってはいるけど、まったく強くなってないという結論になってしまうのだ。
そこで、何か対戦しながら学べるものは無いかと、実績一覧を覗いたのだ。
(実績一覧はPSではトロフィーという名前になっております)
そこで、一個気になる実績を見つけたのだ。
エラぐなった!
で、ある。 この実績は全キャラCランクに行くと、解除される実績でまぁ簡単には取れない実績だ。 この実績に私は目を向けた。 つまり、これは全キャラをランクマッチで使わないといけないということである。
つまり、全キャラをランクマッチで練習することができるということである。
この実績をクリアしようと、私はプロフィールを確認した。 まぁ、アドン以外ほとんど触っていなかったため、アドン以外のキャラ全てをランクCまで目指さなければならないようになった。
このランクCはキャラのBPが1000になればOKである。 BPが1000になるためには、同じ位のBPの相手と戦って勝てば、約50位もらえるので、約20勝前後しないといけないということである。
私は、そこでまずBP1000にしたいキャラを選び、チャレンジモードに入った。 そこで、約30分位はコンボ練習をしたのだ。 練習内容は30分以内でク
リアできるところまでやる。 それ以上やってもつらくなるというのもあるし、後半は実用性の低いコンボも入っていたためである。
その30分のコンボ練習が終わったら、アーケードモードで立ち回りの練習である。 難易度はノーマルで挑戦した。 ここで、ある一つの条件を付けた。 それはノーコンでクリアすることだ。 コンティニューは禁止である。 コンティニューをしてクリアするのもいいとは思ったのだが、それは自分に甘えになると思い、敢えて禁止にした。
そこから、アーケードモードを始めたのだがボスが強くて、何回かやり直しになった。 もちろんボスに負けたとしても、コンティニューはせずに最初から始めた。 最初はかなり苦戦した。 だが、少しずつではあるが、ラウンドを取ったりとマシにはなってきたのだ。
わずかな甘えが出たところをCPUは狙って対空やコマンド投げとかをやってくるので、やり直した回数は多かった。 しかし、その分学ぶことも大きかった。
ここで学んだのは、相手のスキを逃さないということだ。 逃したら、ダメージを取れずにジリ貧になる。 うかつに飛び込んだら対空で落とされる。 つまり、相手の技のスキに大ダメージを叩き込めば、こちらが勝つことができるわけだ。
これをうまく応用すれば対人戦にも使える。 そう思い、私は必死にアーケードをクリアした。 ちゃんとコンティニューはなしである。
そして、アーケードで条件を満たしたので私はランクマッチへ突入した。 この内容の難しさに当時の私はまだ考えていなかった。 そう、これはまだ過酷な道の第一歩だという事に……。
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