齢40、主婦ニート。

さかもと希夢

まずは自己紹介。

 カクヨムをご利用の、希望に満ちた若き小説好きの皆様、こんにちは。

主婦ニートのさかもとです。


 これは別にカクヨムを利用している皆さんを『こんな薄暗い人生もあるんだぜ、うへへへへ』などと薄闇にたたき込もうとして書いているわけではない。


 実は来月、私はついに40歳の大台を迎えてしまうのである。


 考えても見ると、同人活動、小説家になろう、カクヨムと、文章を書き散らしているくせに、自分のことは何も残していない。メインとして王道ファンタジーと本格SFを15年も書き続けているが、それはフィクション中のフィクションだ。

 特に誰かに何かを伝えたいわけではない。私という人間の駄目さ加減を、駄目さ通りに書いてみるのも、自分としては面白いかなと思っている。

 ただ希望があるとすれば、もし色々抱えて生きている若い人たちが、こんな駄目人間でも意外と楽しげに生きているようだと思ってくれたらそれもいいかな、と感じてくれると幸いだ。


 さて、自己紹介に戻ろう。

 一言で言えば私はコミュ障、ADHD、オタク歴二十八年というかなりヤバ目な人間である。


 思えば最初っからうっすら暗い人生を送ってきた。

 まあ、バブルの時代の東京に生まれた私ら世代の結構多くがそうだろうが、家庭は崩壊しており、生育環境はがたがた。私は例外なく舞い上がる大人達の群れの隙間から、自分らを落とし穴に突き落とした時代を冷静に眺めてきた。

 そんな時代の心の隙間を埋めるためにコミュ障の私は、本に依存したりして、幼き日からなかなか病んだ人生である。


 ズッコケ三人組に始まり、江戸川乱歩を愛し、西村京太郎を愛し、赤川次郎に年の差カップルの魅力を教えられたり、山村美紗に官能って何かを教わりつつ小学生時代を育ってきたのだった。

 昔はR18なんてのはなく、おおらかにエロが溢れていたなぁ……。


 当然の結果として、小学一年生から小説を書き始め、中1にしてアニメにはまってサンライズ系同人誌を書きまくり、何故か声優を目指すつもりになちゃって演劇を初めて、気がつくと劇団抱えて脚本書きつつフリーター。

 演劇しつつもヲタ道は捨てきれず、とある小説ファンのための宿泊コスプレイベントスタッフを務めたりしてもいた。

 挙げ句の果ては自暴自棄になり劇団解散して、同人誌活動をしてた旦那に拾われ再び小説を書き始めるという、就職を一度もしたこともない典型的な駄目人間である。


 現在は何をしているかというと、大きなイベントが近づくと家事を放り出してずっとPCに向かって同人誌用の小説を書いていたり、小説家になろうの小説をせっせと直していたり、カクヨム用の原稿をせっせと直していたり、投稿小説の資料を集めたり書いたりして生活している。

 世間の流行りにちょっと乗り、おそ松さんにはまってみたり、深夜アニメを録画して昼ご飯を食べつつ一人で楽しんだりと、引きこもりオタクライフもそれなりに楽しみつつ、だらだらとしていたりもする。

 家計は毎月火の車だが、仕事に出るとコミュ障がたたって数ヶ月で職場にいられなくなり退職を繰り返すため、精神的に病んでもう二度と外に働きに出ないと固く誓ってしまった。

 現在絶賛内職探し中……という顔してこうして小説なりエッセイ(?)なりと書いていたりするのだ。


 夢は作家デビュー。


 ……って、最近は本屋で『こんなに沢山本が出てるし、私なんて書く必要ないじゃんね~』などという鬱々とした状態に陥ったりもしているが。

 まあ、夢見るだけなら自由だよね?


 そう、そんな私だが、主婦ニートを名乗るからには家庭がある。

 ついでといってはなんだが、紹介しておこう。

 まずは夫。ジブリと田中芳樹と戦艦とガンダムを愛する会社員だ。

 現在はしごとが忙しく休止中だが、同人誌書きでもある。

 次は運動神経抜群の娘。ついで運動神経壊滅的な息子。

 それからカメとか金魚とかイモリとか色々いるが、一応これが我が家の構成員である。

 構成員と書くと、何だかショッカーみたいだが、特に何かと戦ったり世界を滅亡させようと企んではいないはずだ。


 たぶん……。


 掃除洗濯などはサボったりしがちだが、食事だけは一応作るようにしているので、子供達も一応大きくなったと思う。

 ちなみに子供達もADHDなどを持ってたりする。

 こんな私と、私の家族達の、妙な生活を描く

『齢40。主婦ニート』

 学校のことや、習い事の話、イベントの話などと共に、子供の頃の話を書いたエッセイなどを載せていく予定なので、よろしければ見に来てくださいませ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る