第110話

「あれ~? おかしいな~?」

「ん、どうしたんだ?」

「おみそ汁が出てこないの」

「は?」

「ヤフーで『みそしる』の画像検索したら女の子しか出てこないの!」

「は? マルコメくんじゃなくて?」

「うん。ミランダカーですらないの!」

「そんならググればいいじゃん」

「え」

「Googleで調べねぇからいけねぇんじゃね?」

「そうなのかな~?」


「あれ~? おかしいな~?」

「ん、どうしたんだ?」

「またおみそ汁が出てこないの!」

「は?」

「グーグルでも『みそしる』の画像検索したらさっきの女の子ばっかり出てくるの!」

「なんだと......、その女スタンド使いなんじゃね?」

「またでた! スタンド使い!」

「やれやれだな」

「で、スタンド使いって何なの?」

「危ないやつってことだよ」

「それやばいね~」

「やべぇぞ、とにかくそのページ閉じろッ!」

「うん......。あれ? 固まっちゃった!」

「や、やべぇぞ、それッ! スタンド発動したんじゃねぇかッ!?」

「だいじょうぶ~。電源長押し!」

「おいッ! 勝手に電源落とすなよなッ!」

「え~、だってこうしなきゃ終われないでしょ~」

「そこはoptionとcommandとescだろッ!」

「え~、なにそれ~。覚えらんない~」

「やれやれ。Windows使うやつって根本がダメだよな~」

「もう~。だめとか言わないでよ~」

「事実だからしょうがねぇだろ」

「沙羅魅だって朝マックぐらいするよ~!」

「それはマクドだろ!」

「マクドもマックも戸並誠も同じでしょ~」

「そこは赤坂だろ!」

「いいの! 問題はそこじゃないの! 問題はおみそ汁の画像が見れないことなの!」

「だから、なんでだよ! 別にそんなん見なくていいじゃん!」

「だって、お味噌汁が恋しくなっちゃったんだもん~」

「どっちにしろわけわかんねぇし!」

「おみそしる~!!!!!!!!!!!!!!!!」

「叫ぶな! じゃあ、和食喰いに行こうぜ」

「やった~! じゃあ、ジョナサン行こ♪」

「は? ジョナサンってみそ汁あったか?」

「う~ん。わかんないけど、行きたくなったのッ!」

「やべぇッ! おめぇ完全にスタンド攻撃にやられてんじゃんッ!」



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