第33話『自己紹介』

きしむ宇宙。

小さくて大きな狂気。

暴虐な矜持と脆弱な自尊心。

さながら迷夢。

たった一人の自分の味方。自分。

詩(うた)と歌の間を流れるひずみ。

そこに立つ。立ち続ける。

そのたび血は濃くなってゆく。

大好きで大嫌いな1と0の悪魔。

背中の消えない落書き。

灰になるまで愛して。

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