第一章 もうひとつの世界1.

 私は乗り気でオカルト研究部(別名:心霊研究部)に入ることにしました。

 部室はきれいでなんか普通って感じでしたが、どこか、何かがおかしいと感じました。

「ようこそ!!心霊研究部へ!」

「俺は部長の三年の大橋だ!」

「同じく三年の副部長明智です。」

「二年の、猫山です。」

「わったしも同じく二年!中川だよ~ん!」

「一年の池田です。よろしくお願いします。」

 池田は相変わらずニコニコ笑う。

 時々どじを踏むかっこ悪いやつでもある。

 ビリッ

 このとき何かが破れました。

 何か、とてつもないものをあけたような感じです。

 振り返ると、皆は笑っていましたが、司だけは音のしたところをじっと見ていました。


 私はこのときあんなに恐ろしい体験をするなんて、考えもしなかったのです。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る