あなたのコトが好きでした
黒猫くろすけ
第1話
あなたのコトが好きでした
いつか言おうと思ってたのに あなたは遠くへ行っちゃうの
うしろ姿を追いかけて 今日こそきっと 追いかけて
えきのホームで
おいついて
かばんで 顔を隠してる 私の方をちょっと見た
きっとあなたは 気づくでしょう 私の想いに気づくでしょう?
くやしいけど それは夢
けっしてあなたは 振り返らない
こうして私が いることも あなたはきっと気づかない
さっき みつけた あなたの隣
しっかり 寄り添う かわいい彼女 待ち合わせたのね 純な彼女
すてきな笑顔で あなたを見つめ
せーたーの裾を 引っ張って
それはお似合い 二人です
たのしい二人の時間が流れ 私はそれをただ見てる
ちっちゃな私の存在なんて やっぱりあなたに 見えないの
つらい気持ちを 押し殺し
てきとう言葉をかけてみる 勇気を出して かけてみる
とうとう時がやってきた あれ? 偶然ね? 先輩さん?
なかがいいのね? お二人さん? あ! やっぱり恋人同士なの?
にっとのセーター ペアなのね
ぬっくぬくでしょ? うらやましいわ
ねたんじゃいそう あはは、うそ、うそ
のみこんじゃった 自分の想い 可哀想な 私の想い
はやくお家に帰りたい 一目散に駆け出したい
ひどいよ神様 分ってたのに
ふこうは 慣れてるつもりだけれど
へこたれちゃうよ 私でも
ほうら 涙も出てきたよ
まるで 天から 涙雨
みにくい顔でしょ お二人さん?
むりしてないで 笑ってよ なぜ泣くのって聞かないで
めんどくさいって 思うでしょ? こんな女でごめんなさい
もう行くねって お二人さん さよならねって手を振って
やっと決心してきてたのに やっぱり私ピエロです
ゆっくり帰れば怪しまれない? 急ぐ気持ちを持ち倦ね
よろけて転んで また涙 バカな私の涙雨
らいん も今は 無視をして
りんりん 鳴ってるベルも無視
るんるん気分の お二人さん お幸せにって願っても
れんらくだけは しないから それが私の意地なのよ
ろんりーはーと か ブレイクハート
わんわん 泣きます 涙雨
をぉをぉをぉ と啼きます わが心
ん~、この時、思い知らされ やっぱり私心から あなたのコト
が好きでした
がまんしようか できようか こんな想いにさよならできる?
ぎせいはつきねど やらなくちゃ
ぐれない覚悟は 出来ている
げすな想いに 翻弄されて
ごまかすコトもあるけれど
ざんねん 私は私です
じっさい 生きてる 今の世に
ずっと続くよ これからも 私はこの世を生きてゆく
ぜったいいつかは 花が咲く
ぞっとするほど キレイな花が そんな日夢見て 顔上げて!
だいじょうぶだから 泣くなよ私
ぢで泣く 人よりましでしょう
づっと ましでしょ つらいのは
でっかい希望を 胸にして
どっこいよいしょと 踏ん張って
ばかな女の 独り言 たまにはいいでしょ こんなのも
びんぼう臭くて ごめんなさい それでもいいでしょ 許してね
ぶっ飛ばしてく この想い
べつにヒロイン 気取りじゃない はっと気づいて やってみる
ぼく と言葉を 変えてみる
ぱぱはビックリ どうしたのって?
ぴえろじゃないのよ 今のぼく うまく言えない言葉では
ぷーとオナラで 誤魔化した ままは 思わず吹き出した
ぺっとの たまも 笑ってる
ぽけっとから出す ハンカチで 涙を拭いたら気も晴れる
きゃしゃな 身体の まだまだ少女
きゅうに 泣いたり 笑ったり
きょうは 感情 乱れてるのよ
ぎゃぐだと言って もひとつ ぷー 途端にままが近寄って
ぎゅっと 抱きしめられたぼく
ぎょっとしてたら まま曰く
にゃあ と鳴くのは猫だけど 人は色々 あるものよ
にゅうすな 出来事 あるけれど
にょうい 覚えて 駆け込むように
ひゃぁと 覚悟を決めておけ
ひゅうと 口笛吹くように
ひょうきん 気分も必要よ
びゃくやも いつしか 明けてゆく
びゅーてぃ 素敵な 心持ち
びょうきは すべて 気の持ちよう
ぴゃ~! 浜口じゃなくても そう反応! ままはやっぱり分ってた
ぴゅ~っと飛んでく 憂鬱な気持ち
ぴょんぴょん 気持ちも跳ね上がる!
みゃ~と鳴いても すぐさま笑顔
みゅーたんと ではないですよ
みょうに 変わった女の子でも
りゃんめんまちの チャンスも あるよ
りゅうこう 追っても 自分を磨け
りょこうも たまには いいかもね
じゃ(ぢゃ)まな想いも 捨てちゃダメ
じぃ(ぢぃ)っとしてても 無論ダメ
じゅ(ぢゅ)うぶん 愛してあげなさい
じぇ(ぢぇ)んとる 笑顔を 持ちなさい
じょ(ぢょ)うだんじゃなくて マジだから
ちゃちな 考え 休むに似たり
ちぃっちゃな 想いも 大切に
ちゅうい一秒 怪我一生
ちぇっと 言わずに微笑んで
ちょう 前向きに いきましょう
しゃかいも 世界も 皆同じ
しゅうげん挙げる その日まで
しぇ~ のポーズで イヤミかよっ!
しょうがないから 覚悟を決めて 言葉に出して言ってみる
やっぱりあなたが好きでした!
あなたのコトが好きでした
あなたのコトが好きでした……
あなたのコトが好きでした 黒猫くろすけ @kuro207
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