第12話 ロボットと遠隔義体

士郎正宗氏の攻殻機動隊ででてきた義体。遠隔地から操作できる体だが、電脳を抜きにすると現在でもその萌芽が見られる。VRヘッドをつけたドローンのエアレースだ。あとはそれがネットワーク越しに動いてアームがつけば、遠隔義体ができる。問題は、通信のレイテンシ。ようは、こちらから指示を出して、実際にロボットが動くまでに若干の遅れがあるのだ。現状では、IOT(マイコンをインターネット越しに使うような流行)の流れから通信のレイテンシが問題に挙げられており、今後改善していくものと思われる。

次に、ロボット自身の動作が問題になる。例えば、人の体は自分が意識しなくてもバランスを保つようにできている。頭から指示を出すこともできるが、周囲の状況から各部はある程度自動で動けなければならない。しかし、これも人型に限らず、ロボット自身でできるようになっている。自立して自分で動けるロボットに遠隔から人が指示を出すことで遠隔義体のようなものは出来上がってくる。

そして、問題は操縦方法である。つまるところアーマードコアになってしまい、コントローラーが複雑。ある程度、ロボットそのものを単純化するにしても複雑なアームの動作をさせようとするとどのようなコントローラーにするかが肝になる。

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