第10話 再考ロボット工学三原則
改めてSF作家アイザックアシモフのロボット工学三原則を見直してみよう。
第一条
ロボットは人間に危害を加えてはならない。また、その危険を看過することによって、人間に危害を及ぼしてはならない。
これは概ね実装される。しかしそうプログラムされるからではなく、人に危害を加えるロボットは人によって破壊され、作られないよう規制されるからだ。淘汰によって形づくられる。したがって単独で人に危害を加えるロボットは容易に存在しうるが、長期的に見れば社会から締め出されていく。公害をもたらす工場や企業のようなものだ。
第二条
ロボットは人間にあたえられた命令に服従しなければならない。ただし、あたえられた命令が、第一条に反する場合は、この限りでない。
これは不明。そもそも人間が何を言っているかは人でもよくわからないのにましてやロボットはよくわからない。しかし限定された条件下(ある家庭のある家族など)ならかなり理解して活動できる。服従ではなく、共生。あくまで便利な昆虫かペットぐらいのものになる。
第三条
ロボットは、前掲第一条および第二条に反するおそれのないかぎり、自己をまもらなければならない。
これも第一条と同じく淘汰によって強化される。自分の身を守れないロボットは生き残れない。その意味で電気を盗むロボットは第一条、第二条を行わずにまた人に害をなして生活できる。あとは人間に駆除されないように逃げ切れるかだけの問題だ。
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