君がエロゲで私が小説で
「エロゲのライターになろうと思っています。」
可愛らしい顔の後輩が小首をかしげながらこう言いました。
ええ、本当ですか。
その可愛いお顔で。せっかくだから、その可愛い顔を生かすために、そのはみ出ている鼻毛をカットしてレンタル彼氏でも営んだ方があなたなら儲かりますよ?
なんてアドバイスはいたしません。
ロリコンでイケメンで国立大学卒の経歴を生かしてそんなことはいたしません。
だって、身近にエロテキストをお仕事にする人がいる方が面白そうだから。
実際に直接的な性的産業に従事される方は友達の友達というくらいの形でならおあいすることも可能そうですが、なかなかエロテキストの方は伺いません。
「私も官能小説家を目指しているの。」
とはいいませんでしたが、後輩が将来の夢に勧めるように応援しておきました。
文芸部に所属していた彼の小説はそこそこだったのでいつかエロゲのシナリオライターになれるといいですね。
残念ながら、清純派の私はエロゲライターになりたいロリコンの彼とエロについて深く語りあったりはしませんでしたが。
彼が入社したい会社の社員さんに聞いた話では、エロゲライターというのは書きたくないジャンルであっても書けなければいけないといわれたそうです。
エロを書くには心がある程度元気でなければなりません。
そのあと彼には暑いのでソフトクリームを御馳走しました。
オレンジとチョコレートのトッピングがかかった真っ白なソフトクリームをなめる彼の姿をみながら、つくづく彼は才能を生かし切れていないと思うのでした。
さて、私は官能小説を書いてみたいとは思っているのですが、まだこのエッセイしか書いていないのが現状です。
どうしたものか。
女子大生が書くのだから、若い女性に昔のハーレクインロマンスのように夢を持たせてオールドミスにしてしまうような禁断の書を目指すか。女子高生に向けて背伸びしたエッチな内容を書いて、性の解放を訴えてみるか。はたまた、男性向けにテンプレート要素を女性の視点を生かして描写するか。などいろいろまよっています。
または、普通の小説を書いてそこにエロをこーくプラスしちゃうとか。
カクヨムのみなさんはどんなものが読みたいですか。
今、ネットでは異世界ものが大流行と聞いています。
異世界にいって官能体験をする少女の物語で、そこに冒険要素とかをいれちゃうのはどうですかね。
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