官能小説を書いてみようと思った。
有森大樹
ドラッグストアでお買い物
ここのところドラッグストアでウインドウショッピングをしている。
そう、ウインドウショッピング。女子が大好きなショッピング。
好きなのにでも買わない。
なんか、切ない気持ちがそそられますね。
なんでドラッグストアでウインドウショッピングをしているかというと、コンドームを買うためなのです。
ええ、別に女性が買うのだって男女平等なのだからおかしくないのです。
堂々と買ってよいのです。
でも、実際に買うとなるとなかなか難題です。
そもそも、どこに売っているのでしょう?
近所に何でもそろうドンキホーテなる量販店があるのですが、如何せん広い。売ってはいるのでしょうが、どこにあるか見当もつきません。
しかし、店員さんには聞けません。
だって、店員ていうことは近所の大学生ですよ。
この女ものほしそうな顔して、コンドームなんて買ってやがる。
きっとエロさに飢えているいるから慰めてやろうなんて思われたら大変ですので。
とまあ、冗談はこのくらいで。
ドンキホーテ―より探すのが楽でお客さんが少なくて女性店員さんが多い、ドラッグストアに向かうのはごく自然のことなのです。
セックスをするのだから、当然コンドームは必要です。
いえ、小説の中の話ですよ。
安全のため、衛星のためにコンドームの存在はセックスの中では欠かすことはできないでしょう。
コンドームを着けることをわざわざ描くのは萎えるという意見もあるかもしれません。しかし、これは小説を書く上での時代考証と同じ。
描くかどうかは別としてきちんと知っていなければならないのです。
やっとのことで見つけると、箱はなかなかカラフルです。
もっと地味で無機質か毒々しい色のパッケージを想像していましたが、いろいろな種類があるんですね。
あとは厚さ、つぶつぶ付き、温感ジェルなんていろいろありますね。
一番普通そうなものを選びます。
だって、資料用ですから。ね?
しかし、意を決してレジに向かうとなぜかそこにはおじいさんがなんにんも並んでいる。
レジを必死で売っている女性の店員さんの胸には研修中の文字。
今日もまたウインドウショッピングをしたのでした。
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