　大人の『恋』についてあーだこーだ言いましたが、今回は大人の『恋愛』についての考え方を述べます。

　人を好きになったり嫌いになったり、別れては別の人を好きになったり、というのが正直意味が分かりません。そりゃ歳が移れば趣向や好みも変わるかもかもしれません。その時その時で感じる魅力にも変化があるでしょう。ただ、出会いが無いからと言って合コンだのお見合いなどというのは、果たして有りなのでしょうか。その類で出会ってお付き合いに発展して結婚して・・・・・・、それってまるで動物実験というか、人間としての賢明さに欠けてるというか品がないというか。私からしたら全く理解不能な出会いなんですね。

　例えば、とある場所にオス何人とメス何人かを放しておいて、無事にペアができて結婚して子孫が生まれて。これってただの動物の話であって人間がすべきではないというか恥ずべき行為というか、そんな出会いで悲しくないのかなと思うんです。そんな人が本当に運命の人と呼べるのかな、っていう。堂々と「合コンで見た瞬間運命の人だと思ったんですー」とか言ってる、こいつ本当に人間か？と思えるような発言をしている人いますよね。あれって現実から目を背けてるだけな話で、「この人が運命の人なんだ」、「この人こそ私にぴったりなんだ」と思い込みたいだけで、若しくはそう発言することによって無理矢理そういうことにしようとしているのか。結局は、自ら参加した動物実験がたまたま成功しただけであってそれ以上の出会いでも運命でもなんでもないんですね。そんな悲しいものでいいのかなって誰も思わないのでしょうか。

　私の理想は純真無垢な子供の頃に、「結婚しようね」っていう台詞を言ってる子供はそのままの気持ちで結婚したらそれが一番の幸せだと思うんです。その気持ちこそ

何ものよりも本物なのに、「子供心にそんなこと言ってたねー」なんて思い出話にしようとしているのが不可思議極まりません。あっちに可愛い人がいるあっちにかっこいい人がいるで近づいていくだけなら誰にでも出来るし、それで例えば付き合えたとしても、言い寄られた側からすれば単純にその人しかいなかっただけであって、少しでも先に他の誰かが言い寄って来ていたならばそちらに赴いているだろうし。運命なんて言葉はハナから使えるものじゃないんですね。