恋心

桜樹 秋人

はじめに

 『恋心』とはなんなのでしょうか。

 誰もが人生において、好きな人ができたり好きでもない人から告白されたり、そして別の人を好きになったり浮気されたり、さまざまな経験をしているんだろうけど、それは一体なんの為であってどういう必要性があるのでしょうか。

 『恋』だとかいう得体のしれない、見えない触れない空気のようなものが、さも存在するかのように扱っているけれど、それは下心を隠し純情を装った言い方をしているだけで、結局は綺麗とはかけ離れた遠い感情を上手く言い表した言葉で、それを多くの人たちは見て見ぬフリをしたり、若しくは気づいているけど割り切っていたり、そんなドロドロとしたものが一概に『恋』と呼ばれていてよいのでしょうか。綺麗なものだと思い込んで酔いしれていたいのでしょうか。そんな疑問に思ったことをつらつらと綴っています。

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