悪いけど興味ないから
とまと
第1話
どうも、何故かこんなよくわからない場所に待たされてる私。
あ、倉本 倫子っていいます。今年で25になります。結構いい年です。
今日は、新刊が発売されるというとで、本屋に向かっていたはずなんですが、拉致されました。
わたし、闇金とかに手を出した覚えとか全くないし、人から嫌われる生き方もしたこと無いので原因がわかりません。どうしましょうか、この状態。
待つと言ったって暇ですし、
ドアの前には強面なお兄さんたちが、逃げ出さないように見張ってるし、というか怖すぎて逃げ出すなんて 無理ですね。
とりあえず、
バックの中に読みかけの小説があったはずなのでそれでも読んで暇でも潰しますか。
倫子は、バックから本を一冊取り出して
しおりが挟んであったページから 読み出した。
読みふけっていたのだが ドアを開ける音が聞こえたので、本をバックにしまいわたしを連れてきた張本人を見てみる。
うん、知らない人だ。
その人は開口同時に
土下座してきた。意味がわからない
「首領!こんな小娘に土下座なんて!!」
周りから少々カチンと来る言葉が
聞こえるけど、無視しよう。どうせ
たわいも無い事なのだから。
「で、何故わたしは此処に?」
「言いにくいことなんだが、貴方の魔力がこの国に悪影響を与えているらしいんで、此処で自害してほしいんだ」
自害、ああなるほど。自害か。出来るものならもうやってる
「出来るものなら何度もやってる。今日も本屋に向かう途中 トラックに跳ねられた。これでこの世とお別れかと思えたのだが、引いたトラックの運転手があの世行きだ。全くこの体質は嫌になるね」
そう、わたしは 死神付きの 平民なのだから。
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