第16話 クリップ+ビデ=しまったこれは罠だ!
大音量を発生させる中から外に出たばかりの人を預けた。
その後は安眠できるとでも思っていたか?
腰と股の痛みで、安眠なんか出来るか~い!
ある程度出血が治まったら、T字帯じゃなくて、産褥パンツに変更されます。
その後、夜に2回ほどトイレに向かう。
なんか産後、トイレが近い。頻尿と言う意味で。
立ち歩きたくないけど、歩かないと排尿出来ません。
個人的には尿瓶で排尿介助をお願いしたいんですけど。
上の子の時はカテーテル下半身装備で、それは病院の方が楽だったな。
「ぅいででぇ!!」
トイレでは、ビデ必須だったけど、クリップがなんかノズルに当たる!
水も沁みる~!!弱流でもビリビリ!
拭くとチョンチョン当てるだけでも痛い~!クリップがあるから拭きづらい!
触ってみると、針金で出来たダブルクリップみたいなのがぶら下がっとる。
Ωの丸い頭のとこに色々当たる~!
血染めのトイレ。
あざやかな赤い鮮血。あざやか、ってさわやかに語感がにてるね。
実際は爽やかじゃない便器内。
生理2日目なんか目じゃないぜ!
翌朝。
夫は仕事に行くので、早朝から起床、帰宅。
その後助産師さんも登場。
「赤ちゃん良く寝てくれたよ~。」
赤子戻されるぅ~。
「ちょっと、トイレに行ってきてからでいいですか?」
赤子戻される前に行っとかんと。
「う~~トイレトイレ」
今トイレを求めてゆっくりカニ歩きしている僕は、助産院に入院中のごく一般的な経産婦。強いて違うところをあげるとすれば股にクリップが付いてるってとこかナ・・・・・・。
そんなわけでトイレにやって来たのだ。
用を足してふと見ると脇にビデのボタン。ウホッ!いいボタン・・・そう思って押すと突然・・・
「うがあぎああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!」
ちぎれる千切れるチギレル
なんだこれなんだ何事だいいいいいいいっでええいっでいっでいでいでえええええええ!!!!!
引っ張られるやめろもどぜもどらん動かんびでええええ??
「ギャーーーーーー!」
「ちょっと!どうしたの?!」
「大丈夫?!」
「イダイイダイイダイ!どうにかしてください~!!!」
助産師さんらが駆けつけてくれた!
便座から動けない~。
股を見てもらうと。
ウォッシュレットのノズルがクリップのΩの頭の所にはまって、引っ張られていたことが判明!
「ああ~こんなことになってたんだ、ちょっと痛いけど我慢してね~」
「いだだだだだ!!!!!」
ちょっとどころじゃない!
引っかかったところ取るために、引っ張られてクリップ外されてやっと脱出!
「ついでにキズの確認しようね。……うん、もうクリップなくても平気だね。最初に外せば良かったね~、かわいそうに。」
「でもこんなこと初めてだよ~。次からクリップの人には、ビデやっちゃ駄目って言わなきゃね~。」
…………そんな初めてイラナイ。
**********
い~て~い~て~ は~な~せ~
は~なすもんか~ハンバ~ガ~……
衝撃の恐怖体験でした……。
ぶら下がってたダブルクリップ 、調べたら、”ヘルフ”っていう全体が針金で出来たクリップみたいな器具っぽいですね。
実は見てはいないのですが。
股が痛くてかがめないし、キズ見るのも嫌で見てなかったので。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます