潜伏期間
ネットから離脱をした私は何もする事が無くなってしまう。
そこで改めて気付いた。
死にたいと思う事が、ある種の逃げ道になっていた事に。
様々な苦痛によって「死」に向かう様にはなるのだけど、「死」に向かう事で様々あった苦痛が集約される感じかな。
だから、死にたい気持ちが強かった時は、負担をかけている家族に申し訳ない気持ちはあっても、そんなに気に病む様な事は無かった。
死ぬ事さえ出来れば、それで、もう迷惑はかけずに済む様になれる、と。
それが、死にたい気持ちが薄まる事で、家族に負担をかけている事も苦痛に感じる様になってしまう。
そんな中で、私は断食をする様になる。
今も数ヶ月に一回くらいのペースで断食によるダイエットをしていて、それをカクヨムで日記にしていたりもする。
その切っ掛けは、断食をする事で私にかかる食費を減らせる。
そうする事で家族への経済的負担を減らせると考えたからだ。
今はネットを再開する様になって、取り敢えずは、ネットでの活動をやれるだけやる為にも無理な断食はしていない。
書く事に専念する事で、余計な事を考えない様にしている。
そして、ネットでの活動を通じて自立する事が出来たら、それこそ私にとっても家族にとっても言う事はないはず。
そんな事は無理な事かもしれないが、そこへ向けて頑張る事で、私の罪悪感を減らす事は出来るんだよね。
だから書く事に影響が出ない程度に抑えている。
それでも、断食をすればするだけ、私の気は楽にはなるんだ。
だから今も時々、無理はしない範囲での断食をしている。
しかし、ネットに復帰する前は、かなり無理な断食をしていた。
約一ヶ月、断食を続けた事も二度程、あったくらい。
その時には本当に、まともに立てなくなる。
そして、そこまでいくと、断食を続けられなくなるんだよね。
勿論、死ぬ為に断食をしている訳ではない。
しかし、死んでも構わないくらいの心積もりではいる。
その辺の微妙なバランスが、限界までの断食を可能にして、限界がきた時には断食を続けられなくする様に思う。
要するに、死にたいと思い過ぎても、死にたくないと思い過ぎても、断食を一ヶ月は続ける事が出来ないだろう。
そして限界がきてから、目の前に食べ物があると食べてしまうんだよね。
そこまで強く死にたいとは思っていないから、限界までくる事も出来るが、そこまで強く死にたいとは思っていないから、限界がきた時には我慢が出来なくなる。
実際に経験をした者として、そんな風に思う。
因みに、ネットに復帰をする前は、断食中、殆ど寝たきりだった。
トイレや風呂、水分摂取以外は、ずっと横になっている。
毎日、毎日、体重が減る事を楽しみにしながら、じっとしているのだ。
そうすると、二週間くらいの断食は、そんなに難しい事ではない。
ハングリーハイに入ると、空腹自体はそんなに辛くはなくなるんだよね。
その辺、詳しくは別にエッセイを書いているので、興味のある方はそちらをご覧になって頂ければ、と。
(「世界に一つだけの水たまり」に掲載)
そして一週間から二週間くらいの断食は、もう数え切れないくらいしてきた。
勿論、二、三日で断念する事も、数え切れないくらいあったけどね(苦笑)
そんなこんなでネットに復帰するまで、約7年程かかったんだけど、その間に二度の約一ヶ月の断食と、無数の一、二週間の断食を繰り返す事で、元々100㎏近くあった体重も50㎏を切る事になる。
ネットに復帰をした時、体重は47㎏だった。
因みに、現在は50㎏代の後半くらいまで増えてきてはいる。
そして定期的に断食ダイエットをして、55㎏~60㎏をキープ。
とにかく、60㎏は超えない様に気を付けています。
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