君の世界

どうして

どうして

君の世界はこんなにも

明るく見えるのどうして


私だって入りたかった

私だって輝いてみたくて

私と君は違う世界

君は私と遠い世界


生まれた時から触れていれば

同じ世界にいられた

小さなころから触れていれば

君の世界に


遺伝子が君の世界に

属していないそうだ


何もできない

私は何もできない

君の輝く世界を

見つめているだけ


あるとき君の世界にいた

そして私は気づいた

私はそこに属していない

君は気づいていた


私を追い払った

私は気づかなかった

君が追い払ったこと

悲しかった


君に触れたかった

今でも君に触れたい

もう一度触れたい

君の世界に

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