小金くんと桜さん

やっと

第1話 回想

 未来なんて真っ暗だった。


 なんで今、自分が生きているかなんて分からない。


 惰性に、時間がだけが過ぎていくのを感じるだけの日々。


 時々思い出すのは、いつも過去のこと。嫌な記憶がいつも頭の中に映し出され逃がしてはくれない。


 未来なんて見えない。早く終わりにならないかな。


 そんなことばかりを考えていた。


 あの日、彼女と出会うまでは…

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る