哲学的ゾンビについて
ちょろっと書いて、後からちゃんと書きなおすね。
生物を構成するものは、物質ですが、電流みたいな無形の物質が絡まっています。物質が物質として、固体になるには、電流のようなエネルギーの紐で縛り上げねばなりません。
だから、哲学的ゾンビの論法は成立しない。(笑
物質界が存在する前に、エネルギーがまず存在しないと物質は固形にならないからね。エネルギーが物質であるなら、哲学的ゾンビが存在し、エネルギーが物質でないなら、哲学的ゾンビは存在しない。これはすなわち、シュレディンガー案件であり、物理学の最新発見では最小単位のナントカいう電子だか陽子だかは位置が定まらないとかの話につながる。
シュレディンガーの肝は、どっちとも確定不能という事だから、哲学的ゾンビの問題にも答えなんてものはない。
こっから続き書きます。
私は、物理も哲学もやってないが、物理思考の人間だからね。オカルトな体験をいくら経ていようと科学万能主義者だ。そんで実は、『物理の地平の果ては反転した哲学の地平と地続きだ』論の持ち主でもあります。メビウス構造で結びついてるんだろう、と予測。
二つを結びつけるのは、『確率』だと思うのです。シュレディンガーは超重要。物質界の極ミクロンな世界ではナントカいうクオーツだかの元素が「観測されるまでその定位置が定まらない」という、シュレディンガーを地でいくよーな性質をもっている、という発見がなされたばかりだけど、これで物質が「ゆらいだ」のですよ。
1+1が毎回必ず2になる『わけではないかも知れない』という存在が見つかってしまったのですね。平たく言うと「突然変異」。
確率の完全な偶発性による発生をさせる場合の、純粋な「乱数」にはどうしても「不定」が必要不可欠なのですよ。つまり、法則性の無い数字の精製ね。
物質界というのは、法則と数式で固定化された世界、という意味でもあるのだけど、その中で「乱数」という存在だけは「固定化されていない」わけです。
人は、確率にこそ「希望」を見出すものであり、法則に支配されるこの世界で、それは「変化の源」であり唯一の「不確定な未来」なのです。「進化」そのもの。
「確率」こそが「未来」であるわけです。
私は理想主義は大嫌いだが、この手の、地に足のついた希望的憶測は好きです。
んでもって、理屈にも一つ、これはほぼジンクスで理屈じゃないんだけど、『専門用語とか難しい論立てを廃して、誰でも解かるよーに平たく言い換える事の出来ない理屈ってのは、どっかに誤魔化しがあって破綻している可能性が高い』と思っています。
数学じゃ言うじゃんね。シンプルな式であるほど良い、て。私もその考えに賛成だ。3分の1と言えば解かりやすいものを、わざわざ630分の210とか言っちゃうのは、自己暗示の誤魔化しを感じるよ。
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