B型は生まれた時から『B型』なのか

潮崎みよ

はじめに

B型と聞いて、何を思い浮かべますか?

 よいイメージを思い浮かべてくれた人。あなたが神か?


 血液型を聞かれ、なんとも言えない表情を返されること数知れず。

 とても残念な血液型、『B型』

 科学的には根拠のないという血液型の性格分析だが、今でも多くの人間が勝手に血液型で人物像を描いていることだろう。

 周囲は勝手な思い込みを押し付けてくる。

 「自己中なんでしょ?」とか、「寂しがりやだよね?」とか。

 B型っていうのはもれなくそんな性格なのか?

 性格っていうのは、遺伝子と環境で決まるものなんじゃないのか?

 だとすると、親のB型の遺伝子が勝手に我が子の性格を形成しているってことになってしまうのだろうか。


 だが待っていただきたい。

 私はO型の父とB型の母の間に生まれた、『O型寄りのB型』だ。

 むしろ、母の両親もB型とO型だったから、『限りなくO型だけど、分類的にはB型にしておきますね』くらいのB型と言っても過言ではない。

 だったら私の性格だって、O型に似ていてもいいはずなのだ。


 コテコテのB型なんかそれはもう自己中だから、生まれてきてすぐに、

「天上天下唯我独尊」

 と話し出したかもしれない。

 どこの釈迦だ。

 ちなみにこの言葉は『世の中で俺様が一番偉いんだぜひゃっはー』的な意味で捉えられることが多いが、実際は『自分という人間は一人しか存在しないから、一番尊いんですよ』という意味だったりする。


 このように釈迦の台詞ですら世間に誤解されているのだから、私の性格だってB型なんかの一言では表せない深い感情が眠っているはずなのだ。

 本文では、世間一般で言われているB型の性格を挙げていき、実際の私の体験をもとにそれが一致するかどうかを検証していこうと思う。


 この話を最後まで読み終え、B型の認識が誤っていたと感じた人は、ブラハラを認めて謝罪していただきたい。

 そしてどうか、自分という人間が全てのB型を代表しているとは考えないでいただきたい。

 最後に、世の中のB型の皆さん、強く生きていきましょう。

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