第15話 嫁の帰省②
さて不肖、嫁ちゃん。十数年……いやもっとかもしれないけれど、超懐かしの場所行ってきましたよぉ!!
小さい頃行ったらしいけれど、もう記憶の彼方っす。
でもその超懐かしの場所に行ったあとに、一度も行ったことないところも行ってきましたよ!
どうして行ったことのないところにも行ったか、というのは——。
今回私たちが帰省するのに合わせてお母様が、とあるチケットを十年ちょいぶりに発掘したことに始まるのです。
それは無期限の優待券で、とある場所の入場料・使用料が無料になる券でしたのじゃ! 震災を越えてよく見つかったなぁと逆に感心です。逆に震災があったため見つかったのかもしれませんけども。
ですが、期間が無期限であっても十年ちょい前のチケットは果たして使えることができるか、行く前日くらいに確認しました。
――――。
「使えるって」
電話を切った母が一言。そして続けざまに、
「取っといてよかったね。じゃぁ残りは妹たちが来た時に使ってみようね」
とな。
ん? ちょっとしたダシに使われた気もしないけれど、まぁよいでしょう。しかし家族の誰一人として今回行く場所に行ったことがないのでドキドキしながら向かうわけなのですが(何年も磐梯山方面に行ってた時期があったのですけどね)
どうせ裏磐梯なのでちょっと五色沼でも寄って行ってみよう、ということに。
母は用事があったので、父と私と子でレッツラゴー≡┏|*´・Д・|┛
目的地方面に行く前に、ちょいと猪苗代湖を拝見。
脇道今回じっくり入ってみたんですけど、いつの間にか浜ゾーンができていて衝撃でした。そんなん昔あったかな?? と思いながら。しかも有料だったかな? と。
ちなみにそこは夏期のみ解放しているようでした。ただ今回私たちが行ったときは県内の夏休みは終わっていたので閉鎖されておりました。ちょっと残念。湖畔で泳ぐとか砂いじったりをちょっと体験したかったよぅ。
さくっと車で見て回って。
いざ!
超懐かしの場所へ!
行く途中、いつの間にかネコちゃんマークのスキー場が星野リゾートさまに買収されていて素敵ングになっていたり、素敵な美術館があったり、道が綺麗になっていたり、驚きつついざ!
その目的地は「五色沼」です♪
あいや!!!
昔のイメージとなんか違うっ!!
大盛況じゃまいか!!!
観光バスがじゃんじゃか来るではありませんか!!
私の中のイメージとかなり違くて驚きが隠せません。なぜって? そりゃもう、もっと寂れておんぼろかと思いましたのよ!!
駐車場から登ったところにお土産屋さんがあるのですが、小奇麗で……。
ん?
ん??
お土産屋さんの向かい側にアイスクリームを販売しているような小屋があったのですが、そこの前にちょこんと何やら看板が。
むむむ??
何人かそこに人が集まっております。なんですの? なんですの? と気になって見に行くと……。
(゜д゜)!
ハートマークがある鯉がいます。(白い鯉に一つだけ朱色のハートマーク)
見つけると幸せになります♡とな。
( 'o')
名物の鯉をここでアピールしてますな!!ふむふむ、と感心。
名物の鯉。
そこのあなた、なぜ鯉が名物か、ご存知ですか?
え? お知りにならない? あらま残念(*・ε・*)
我が故郷福島では鯉を食べるのが普通だったりします。珍味じゃないよ!!給食にでも出るんだから!!(今でもあるのかわからないけど)
まぁ多くは甘露煮としていただくのですが、私ちょっと苦手ですの。そもそも論でいいますと甘露煮が苦手なのでありますの。
給食で出た唐揚げVer.は普通に美味しかったんですけどね。
鯉ちゃん。
普通に食べるし、食べることをを普通に見聞きしていたので、都会に出て軽くカルチャーショック!
鯉って食べるよね? と聞くと大抵→(*´・v・`)? って顔結構されました。悲しかったなぁ……。
一度県内にいらした方は是非鯉を食べてってくださいね。泥臭くないですから!!
あ、でも専門店や老舗で食べたほうが美味しいですょ。はい。
おっと話が逸れましたけれど、そういうわけで五色沼にいるというハートの鯉ちゃんを取りあえず拝見しに湖のほうへ降りましたわ。
ボートを乗り入れる一画に人がわらわら。
そしてカメラやスマホ片手に水面を見つめております。
ザワワ
あ、いたいた! パシャパシャ(カメラでハートの鯉を取りまくる人々)
ザワザワ
あ、いなくなっちゃったね
暫く待ちます。待ってるとまた近くに来ることがあるのですが、なかなか来なくなる時間帯に突入。
ザパーン。ザパーン。
ん? ボートを貸す所のおっちゃんが突如バケツを持って湖の水を足場にかけはじめたのです。
なにをし始めているんだ? と。ま、まさか観光客を追い払ってるんですか!? と思いきや、ボート下に隠れたハートの鯉ちゃんをたくさん人が集まってる場所に親切心で追いやっておりましたとさ。
……ハートの鯉さん、ご苦労様です。私たちのためにありがとうございます。
でもフッと、ハートの鯉さんのご生涯大変だなぁと思わされました。見せるために優雅にほよーんと泳いでられないのだな、と。
(_ω_).・゚゚・むぅ。
さて、一番近くの沼。本来なら色が鮮やかに変化するはずなのですが、全然変わりません。
(´_`。)
どうしたのかと思いましたらね、光の屈折によって色が変化するそうなのですよ!!
光が重要です。
……生憎の曇りでした。
こんちくしょー(*`д´*)です。アンビリバボーです!!
まぁ気象条件はどうにもならないものですからしょうがないですね。来年またリベンジしたいものです。
おっとっと、サクっと終える予定が長くなってしまったので、このあとのことはその3にしましょうかね。
ではまた!!
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