第345話 吾輩はモヤモヤする。

吾輩は目を覚ました。こうもりが話しかけてくる。

「旦那、お目覚めですか?」

「声が聞こえる……」

「はい?」

「アインツさんのいないカクヨムなんて、アンの入ってないアンパンも同然だという声が……」

「あっ、そういうことですか」

「うん?」

「旦那、バカでしたね」

「むきー!!」


吾輩は考える。

なにやら、エッセイで闇落ちしていくような内容のものを。

星100以上を獲得したあと、続々と新作を出し評価がつかなかったのが原因かもしれない。


コンテスト中だから星が入ったとかぬかしよる始末。知らんがなー(/・ω・)/


星100もあるのに贅沢な……。吾輩も足せばあるけども、そういうものでもない。というか、なんだろう。承認欲求が強すぎるのではなかろうか?まぁ、落差が激しかったのかもしれないが……。地道に活動せなあかんと心に刻む。ひと時のブーム的なものもあるんだろうな。


どこかで求めるものを間違えると失望するのだろう。望みを失うんだ。

誰かが笑えばそれでいいではないか。


俺は土日さんのコメントが好きである。慎重勇者の下に書いてある。

デビュー前も今も変わらない目標は、『読者に楽しんで貰える物語を作ること』。


誰かを温かくするような作品を作りたいと思う、吾輩は。



吾輩は考える。

生活に少し落ち着きを取り戻す。今日は何かしよう。

開いてる時間があるということは大切なことである。



吾輩は考える。

評価について思うことがある。


いったい、誰と何を比べているのだろう?


評価がつかないことを嘆くものは傍から見ていると多い。吾輩は幸い……見つけてもらえてる。確かに幸運なんだろう。自分で思う。累計に乗っていること事態奇跡なのかもしれない。正直お友達パワー的なものもある。それは否定する気はない。見返りレビューもあっただろう。そんなものは知っている。


誰も手に取ってくれない状態を打破するキッカケを掴むってことは、大変なのかもしれない。ひたすら更新というのはいいだろう。


手順を考えよう。どうすれば、読者が付くのだろうか?


① 1話目が最重要である。これで次の話に進むかが決まる。

② 序盤に謎を巻くのもあり。どうなるのだろう?と思わせたら勝ちかもしれない。

③ 興味をひく主題を物語にぶち込む。どういうものか、冒頭でつかめると先に期待できるのかも

④ キャッチコピーをひたすら変える

⑤ 中盤までいけば、読者はついてきてくれる。

⑥ ピーク回を早めに設定してあげる。どういう盛り上がりをするのか。

⑦ 客層を見分ける

⑧ 書式を変えてみる。セリフの1行空けや、短文を心がけてみる。

⑨ 異世界転生を書いてみる

⑩ 下ネタをぶちこんでみる

⑪ あらすじを書き直す


とスラスラ書いてみたが、以外にできることは多いのかもしれない。他にもたくさんある。曲げられない信念もあるだろう。吾輩で言えばタイトルは変えないだろう。きっと。あれも伏線であるのだから。


そういえば、キャッチコピーがあるから、なろうで多い長ったらしいタイトルを使わなくて済むという話があったな……どういう物語化をキャッチコピーで説明して、タイトルは普通にできるって。


ある意味カクヨム戦術である。そもそも読者が多くないというのはあるかもだけど……累計1位の作品には1万近い読者がいる。そこから引っ張る要素を見つけるかとか……?



吾輩は考える。

小難しく考えてみたが、単純にいえば求めすぎるな。ということかもしれない。


読まれる方法をいくら考えようとも、読者は読者。作者は作者。

感性の違いはでるもの。なら、それを少しでも埋めていくしかないのかもしれない。


トンネル工事みたいなものか?


掘り進めた先に出口があるかもわからんが、掘るだけ掘ってみよう。温泉が出るかもしれない。



吾輩は考える。

どうも、説教くさいな……。別に何か説教したいわけでもないんだけど。

なんか人がやる気を失くす瞬間を見ると、こうなってしまう。

人それぞれだからしょうがないことであるとわかりつつも、なんか釈然としない。


こういうのをモヤモヤっていうのかも。


あー、全てアイツのせいだー!!



吾輩は眠りにつく。


《つづく?》

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